シェア
前回の記事はこちら。 今回もあくまでもフィクションの話である。現実の話はしない。なおか…
前回の記事はこちら。 現実の人間の話はしない。あくまでもフィクションの話であり、なお…
ここで言うのは現実の話ではない。あくまでもフィクションの話であり、しかも主人公に限定さ…
自分の家族は極めて受動的な人間ばかりだった。逆らってよかった。むしろもっともっと逆らったほうがよかった。そのほうが、かえって相手のためでもあった。なぜなら、極めて受動的な人間の言うことに従えば従うほどに、極度の受動性をもっと増加させるからである。それほ相手のためにならないのだ!
極めて受動的な人間の本質はtaker(テイカー)奪う者である。彼らは悪意なく自然体でテイカーなのである。彼らは、自分から具体的な見返りを期待せずに何かをすることができるほど能動的ではない。常に何かをしてもらわなければまともに生きていけない、そんな自己認識が彼らをテイカーにしている