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摂食障害について⑯~過食中の別人格と恥じらい~

こんにちは、かすみそうです。
このページを開いてくださりありがとうございます。

最近の投稿では、摂食障害の過食期が始まったころの様子を振り返っています。
今日も、その続きを綴っていきたいと思います𓂃◌𓈒𓐍

前回の投稿はこちらをご覧ください↓


拒食期から過食期へと移行した私ですが、どれほど「過食をやめたい!」と思っても、やめるどころかどんどんエスカレートしていきました。

日常生活が「過食したい」という衝動との戦いだったように思います。


その衝動は、退勤後に特に強く現れていました。
会社から会社の最寄り駅までの間に、コンビニが2件とスーパーが1件あるのですが、「今日は絶対買わない、どこにも寄り道しない」と決めていても、吸い寄せられるように店内に入っていました。

そして、気が付けばパンやお菓子を買っていました。

しかも、食べ物が手に入った瞬間に「今すぐ食べたい」という気持ちに襲われ、人の目や場所を気にせず、ただひたすら貪るように食べていました。

普段の自分では考えられませんが、そのスイッチが入ってしまうとどんな場所でも、マナーがめちゃくちゃでも、恥じらいなく食べていました。
「食べる」ということしか頭にありませんでした。

その時は、別人格が乗り移ったような感覚が強くありました。
自分自身がモンスターになったような気がしていました。

そして、食べ物がなくなると、また次の食べ物を求めて別のお店へはしごして…ということを繰り返していました。

電車に乗って帰っている途中なのに、とにかく何か食べたくて食べたくて、帰宅するまで我慢できず、わざわざ途中下車して近くのコンビニへ走ったことも何度もあります。
疲れて早く家に帰りたいのに、手間も時間もお金もかかってしまうのに、それでも衝動を抑えることができませんでした。


過食衝動が落ち着くと、ふと冷静に、客観的になるのですが、いつも「またやってしまった」「最悪だ」「誰かに見られていたらどうしよう」という後悔恥ずかしさでいっぱいでした。

こんな姿が知られたらこの世の終わりだと思っていました。
そのくらい、ひどい有様でした。


そして、この過食期は、拒食期以上に「誰にも知られたくない」という思いがありました。
過食することは恥ずかしいことだと思っていました。
それは、もちろん、先ほどからお話ししているような過食衝動による失態が恥ずかしい…ということもありますが、そもそも私の中で、「たくさん食べること=恥ずかしい」という固定観念みたいなものがあるような気がします。

以前も少しお話ししたことがありますが、幼いころから小食で、周りからも「あんまりご飯をガツガツ食べなくて女子っぽいし、小柄で細くていいな」という風に言われたり、イメージを持たれていたことにより、「たくさん食べる私は私じゃない」とずっと思って大人になりました。
だから、人前でたくさん食べる姿を見られたくなかったのです。

こうして、過食の悩みは周りに相談できないまま、一人で抱え込むことが多くなってしまいました。
それがますます過食を助長していった気がします。

また続きは別の回で綴っていきたいと思います✎𓈒𓂂𓏸
今日もご覧いただきありがとうございました♩


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