人には言えるくせに自分にはできない
人には言えるのに自分にはできないことが多すぎる。
「22歳の会社員が午前7時の電車に轢かれ死亡しました。」
こういうネットニュースを見たとき、新社会人なんやろな。死ぬ前に会社辞められへんかったんかな。
死に比べて、会社辞めるとか、逃げだすとか考えられへんかったんかな。
っていうことを電話越しに母に言った。母さんも、ほんまになぁと言ってたけど分かる。他人には言えるのに自分じゃできないこと。
人生初バイトで想像してた仕事内容と全く違ったから、三カ月で辞めた。辞めたった。
でも、この三カ月は人生でどん底だったし、完璧主義な性格がアルバイトっていう職種に似合わな過ぎた。
辞める前は、完全に病んでたし、バイト終わりに小川が流れる道路の端に座って泣いてたし、インスタのストーリーで荒れ狂った投稿もしたし。
最寄りから20分!そんな最悪な立地に住んでたから、私は生きてるだけで、バイト先が駅チカ徒歩5分!とかだったら、バイト終わりどうなってたか分からない。
友達の、「たかがバイトやで~(辞めたらええやん)」というセリフは全く響かなかった。
大学の相談員に笑われたし(三カ月で辞めたからな(^▽^)) 、大好きなおばあちゃんからも、「お金貰うからね~」と言われた。
人には言える。でも自分はできない。そんなことが多すぎる。
人の辛さは分からないけれど、確かにそこには苦悩があって、でも、生きるっていう選択肢が消えたんだなって。
人身事故を目の当たりにした人が、「電車に吸い込まれるようやった。」とネットにつぶやいてた。
そうなのだ。そこには計画性など全くなくて、朝ごはんにパンを選ぶみたいに死を選ぶしかなかったんだなって。
実は、涙ってぬるくて、お風呂の中で泣いたとしても、水と涙の区別がはっきりと分かるんだよね。
人には言える。自分はしない、できないくせに。
その代表例第一位、夜更かしはあかんということ。分かってるくせに自分ではできない。