不登校から脱出できそうで出来ない息子の気持ち
息子が今月に入って、二回目の「学校へいきたいけど、不安だ」の言葉を出した。
その言葉に返した私の一言は
「行きたいと思うなら、早めに行く必要があるよ。もう全教科の単位が足りない状態だからもう間に合わない可能性あるから。」
息子が「行く」と言った。
その一言は私には嬉しくてたまらなかった。
私は「私は行きたいなら行ってもいいし、反対はしないけど、学校行くってことは今までの欠席してた分を取り戻す必要があるから、放課後も毎日残りになるし、冬休みはほとんどなくなる可能性が高くなると思うけど、自分の自由な時間取れなくなるとイライラしたり、精神的に不安定になったりしないか、お母さんはそれが一番心配だけど大丈夫?」
息子は「大丈夫。全部出るから。」
その言葉に私は「本気で同級生と一緒に卒業も考えてるんだな」と思った瞬間だった。
気持ちは痛いほどわかる。
息子にはもう学校に残れる時間がわずかだ。
高校が廃校になってしまうから、今の高校で留年は無理な話なのだ。
そして学校に行くと言った前の日のこと。
前回行くと言った時も同じだったが、なんだか落ち着かずイライラしているのが分かる。
息子には今学校を休んでいる為、金土(学校の休みの前の日)はスマホの充電器を渡すことにしているが、休みの前の日でも祝日は入れていない。
必ず土日に決めている。
そうでなければ生活リズムが狂ってしまう。
また「うつ状態」にならないとも言い切れないので、そうしている。
それだけではなく、コントロールが利かなくなってイライラし、暴力になるのも考えられなくもない。
7月から不登校になって、自分のことも私から見ると受け入れられて来たように思えるし、穏やかになってきて息子なりに頑張ろうとしている部分が少しずつ増えてきた。
息子に話し、金土関係なく祝日の前の日も充電器を渡すようにしたのが、今週の日曜日。
コントロール出来なくなって息子の言葉に情緒を保つのが必死になり不安定に
つづきになるが、今週の日曜日にスマホの充電器を夜に渡しその日は、息子が好きなようにさせた。
朝はもちろん回収する。
その日は祝日だったので、日中は二時間で決めて渡している。
次の日はもう平日になってしまうので、夜8時~12時位になれば電源が切れるようにすることにしている。
これで納得してくれたと思っていた。
その日の夜8時になると、「9月の連休の分やってないから、今日もやらせて。」と来た
恐怖感が襲ってくる...
私が祝日の前の日の夜に充電器を渡すことは10月に入ってから、許可したばかりのこと。
9月のことを掘り返して来て、もっとやるという気持ちがいっぱいになってしまい、コントロールが利かなくなってしまったのだ。
「9月の分、9月の分、9月の分、9月の分...」
この繰り返しが延々と30分以上続く。
言い始めた時は「なんかコントロール利かなくなってるよ。落ち着こう。」と何度かおちつかせようとするも全く動じず。
「9月の分、9月の分、9月の分、9月の分....9月の分、9月の分...」
ずっと連呼してノイローゼになり、私は耳を塞ぐ。
それでも私の耳元に近づき、私が納得しないうちはずっと続く。
最終的に耐えられなくなり「もうあなたを育てられない。勝手にやればいいし!」
と話すしかなくなるのです。
暴力に繋がってしまう恐怖感があるために、渡さなければ、逃れられなくなるのだ。
次の日は息子と顔も見て話せる状態ではなかった。
息子も自分でしてしまった言動や態度に反省している様子はあったが...
この日は息子が自ら「学校へ行く」と言って来たチャンスの日だったのだが、私にはもう息子に学校の話すらする気力も残っていなかった。
それから一週間なるが、まだ学校には行けていない。
私はもう今年は高校は行かなくていいとおもっている。
息子の気持ちはそうでないから、悩むところだ。
発達障害の子をもつ親として
子育てしてきて、思い起こせば悩み事の連続だった。息子に対応する為にどう接したら息子に伝わるのか、どうしたら納得してくれるのか、理解してくれることよりも理解して貰うことが困難なことが多い。
わたしが「うつ病を患っていなければ」と自分を責めることもあった。
病気があるだけに息子がコントロール出来なくなった時は興奮を止めることが難しくなり、私が精神的に疲弊して体調が悪くなってしまう。
精神的に不安定になって、苦しくなっても息子と向き合わなければならないときは、もっと辛くなる。
私が体調悪いことを話せば「どうせ仮病だろ?」の一言。
更にどうしたらよいか解らなくなり、話したくなくても話さなければいけないことで体調が悪くなる。
もうあと一息だと思うのです。息子にはせめてコントロールをする気持ちを持って欲しい。
きっと、大丈夫だし変われるはずだから....
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