指先も見ていた
「お話、伺ってもいいですか?」
休憩時間に声をかけられた
同じ音楽教室で仕事をしている鍵盤奏者の女性の先生で
音楽教室が主催するコンサート
そのコンサートで司会を担当されることになり
演奏者を入れ替える時にインタビューも担当するらしい
ギター講師として出演することが決まり
事前にインタビュー内容を打ち合わせ
という話だった
「ギタリストの爪についてインタビューしたいんです」
「いつもキレイにされているから」
「仕事道具だけど、爪が長くて大変だなと思うことなどありましたら、会場のお客様に知っていただきたいと考えまして」
鍵盤奏者の先生は爪が短い
確かに「ギタリストは爪が命」という方も多い
爪について話したいことは沢山あった
それにしても
時間が合わなかったり
忙しくされていたりするから
お会いした時に
挨拶や雑談をさせていただくことはあったけど
指先そして爪も
見ていらっしゃたとは
これもより良いコミュニケーションの秘訣なんだろう