解いてみた【千葉県立中学入試】21一次:1-1 う、え
■noteに書く意味合い、目標
前回書いてみた。ここを参照!
■1. う:軽い、え:強い
聞かれていること:木材の建築物は、鉄やコンクリに比べて××
ここの、××を二字でうめたい。
答えるまでの思考ステップ
1.どんな答えが入るか予想してみる。
問題部分は、「××わりに、△△建築物ができる」となっていますね。
こういう言葉を使うときってどんなときか想像してみましょう。
・おなかがすいているわりに、ほとんど食べないね。
・大きいわりに、スカスカで軽いドーナツだね。
つまり、なんとなく、
「××」からは、素直に考えると違うイメージの言葉が「△△」に入る。
2.こたえを考えてみる。
直前文章は「木材の建築物は、鉄やコンクリに比べ」となっているので、
その2つが書いてあるものを探しましょう。
そう、比強度と重さですね。文章から読み取れるのは、
・比強度は、木材は鉄に比べて高い。(強い)
・重さは 、木材は鉄に比べて軽い。
また、「え」のちかくでは、「外からの力には△△建築物」と
きているので、力の話をしているので、「強い」がはいりそう。
なので、うには、「軽い」が入りそう。
3.あっていそうか、チェック!
文章をつなげて、心の中で読んでみよう。
「木材の建築物は、鉄やコンクリに比べて軽いわりに、
強い建築物ができる」
うん、おかしい感じがしないですね!これで次にいきましょう。
■補足:家の材料は木材がいいのか?
この問題だけ見ると、木材でつくるほうがよさそうですね。
でも、実際は鉄やコンクリートでできている家もたくさんありますね。
これはなぜなのでしょうか?
理由を2つ考えてみました。
■理由1:比強度は鉄やコンクリートでもじゅうぶんだから。
コンクリートは木材より低くて7kg/cm2とかいてありますが、
日常生活で1cm2に7kgのものがのることはほとんどありません。
このような状態をイメージしてみましょう。
★実験1
1cm×1cmのサイズを指先と同じサイズと考えて、
思いっきり押してみます。
ありゃ、思いっきり押すと、7kg超えてしまいました。
コンクリートだけで作ると、ダメっぽいですね。
ただ、木材ほどはいらなそうですね。
(※実際には床の厚みの影響も考えないといけないはずですが割愛)
★実験2
ウチにあるテーブルの足は、直径4cmの円が4つで支えています。
このテーブルの上に父(70kg)が乗るとき、
床の強度はどのくらい必要でしょうか?
こんな感じで計算ができます。
これでいくと、1.4kg/cm2の強度がないと、床はたえられません。
とにかく、木材ほどの強度がいつも必要になるわけではなさそう。
というのが感じられます。
■理由2:強さ以外にも大事なことがたくさんあるから。
こっちのほうがしっくりきますかね。
家の材料をえらぶとき、どういう家にすみたいか、考えますよね。
そのとき、強いこと!だけじゃないはずですね。
こんなイメージ。
これらの、バランスをとったところで家の材料は選ばれていくのだと思います。(考え方の話であり、実際の建設では必ずしも正しくはないことに注意)
ちなみに、父は駅からの距離と新築かどうかで選びました。
そもそも、どんな材料がいいかを考える優先度は高くなかったとも言えます。。
今日は、こんなところで。