「魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~ 6」感想・ネタバレ
どんな本?
私がこの本と出会ったのは、原作小説を全巻読んだ後で、漫画版も読んでみたいと思ったからです。
小説の世界がどのように映像化されているのか、キャラクターたちの表情や背景がどう描かれているのか、非常に興味が湧きました。
また、前世の記憶を持つ主人公のダリヤが、異世界での生活や魔道具づくりをどのように乗り越えていくのか、その成長や冒険が楽しみでした。
この物語は、過労死したOLが転生し、代々魔道具を作る家系の娘ダリヤとして新たな人生を歩むお話です。
彼女は結婚直前に婚約を破棄され、自分の道を見つめなおすことに。
前世の記憶を元に異世界で役立つ魔道具を作り、多くの人々から称賛されます。
この巻では、小型の魔導コンロを作ることがメインのテーマとなり、その挑戦を通してダリヤはさまざまな人々との絆を深めていきます。
読んだ本のタイトル
#魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~ 6
著者:#住川惠 氏
原作:#甘岸久弥 氏
キャラクター原案:#景 氏
あらすじ・内容
それぞれの矜持を背負ってーーロセッティ商会が踏み出す大きな一歩!
感想
過労死を遂げたOLが転生した世界は、魔道具を製作する家系の娘・ダリヤのものでした。
この異世界でのダリヤは、結婚直前に相手の浮気を知り、婚約を解消。そんな彼女が決めたのは、自由に魔道具を製作すること。
前世の記憶を生かし、便利な魔道具を次々と生み出していく様子は、読む者の心を打ちます。
特に食事シーンは、美味しさを感じさせる描写が多く、食べ物の魅力にも引き込まれました。
この巻では、小型魔導コンロの軽量化がメインのテーマとして描かれています。
男性の掌サイズまで小さくなったコンロは、試作品を見た男性陣からは小さすぎるとの意見も。
しかし、生産職人のフェルモの提案で、廃材を利用してさらに進化させることに。
そして、そのコンロを他の騎士団に売り込むことを模索するイヴァーノ。彼の商才も光ります。
物語は、ほのぼのと魔道具の開発を中心に進められる中、様々な人間関係の変化や事件が織り交ぜられていきます。
異母兄のグイードが異母弟のヴォルフを守るシーンや、商会職員のイヴァーノがダリヤを守るための策略など、各キャラクターの繊細な心情が描かれていて、読む者を引き込む魅力があります。
また、卓上コンロの小型化に関する部分では、原作の描写よりも詳細に描かれているのか、漫画の影響なのか、非常に印象的でした。
食事のシーンも原作同様、非常に美味しそうな描写が多く、飯テロを感じる場面も。
巻末には、ダリヤのハンカチに喜ぶカルロの父のエピソードも描かれており、彼のキャラクターの魅力も存分に感じることができました。
総じて、この6巻は、ダリヤの魔道具製作の成果や、彼女を取り巻く人々の心情、そして美味しい食事のシーンなど、多岐にわたるエピソードが盛り込まれており、非常に楽しむことができました。
次巻も非常に楽しみです。
この本で特に印象に残ったのは、魔導コンロの軽量化に挑戦するダリヤとフェルモのシーンです。
二人が廃材を活用して、さらに軽くて便利なコンロを作り出す過程がとても楽しみでした。
また、美味しそうな食事シーンが多く、読んでいるだけでお腹がすくほどでした。
私自身、料理が好きなので、ダリヤたちが使う魔道具や調理方法にも興味津々でした。
一方で、コンロがあまりにも小さくなりすぎて、実際に使う人たちの意見を取り入れることの大切さを感じました。
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