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スタバとクドカンと

20代の頃スターバックスがまだ日本にあまりなかった。生まれて初めて店に入ると、そこは薄暗くてソファーがあって、都会的な人たちが集う場所だった。眠たくなりそうなその空間こそが、おしゃれで都会というものだと、心に刻みこまれた。はじめの印象のせいで、今でもスタバは私にとっておしゃれだ。

宮藤官九郎のエッセイに初めて出会ったのは、『おぬしの体からワインが出て来るが良かろう』だった。面白い!と心に刻まれてた。それからずっと、クドカンは私にとって、面白い。つまらない1日もクドカンが、引き揚げてくれる。書いてある内容は、芸能界という遠い世界のことなのに、まるで私の周りで起きたことのように感じさせてくれる。あなたと私は一対一だという雰囲気を醸しだしながら、心の中にすっと入ってくる天才。

今思えば『おぬしの体からワインが出て来るが良かろう』が私と本をつないでくれていたのかなぁと思う。かろうじて読んでいた中島らもが亡くなって、鴻上尚史、三谷幸喜でなんとかつないでいたけど、あの本がなければ読書なんてつまんないじゃん。ってなっていたかもしれない。あの面白さを体験したからこそ、他の本と出会うきっかけが閉ざされなかった。ありがとうクドカンさん。#平成のマイ1冊 です。

この度買った本はこちら。

好きなところをひとつ紹介させていただきます。まだ、クドカンがスマホに慣れていない頃の話。

他人様のスマホ様を借りるたび、声どこで拾ってる?俺の声ちゃんとそっちに行ってる? と不安で会話に集中できない。イヤホンして、スマホ様を水平に持って、あたかもクラッカーを齧ってるような状態で通話している人を見かけますが、あれは何? バーチャルな立食パーティーですか?

おしゃれなスタバとクドカンをコラボしてみました。

紙袋をチョキチョキ


持つところをピリピリ

ブックカバーと同じ大きさにカット

上下、左右を折る。

かわいくなったよ。

しおりも。

私暇だなー

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