なたね

エッセイを読むのも書くのも好きです。文章教室に通い始めて9年経ちました。  2019年旅する日本語で最優秀賞を頂きました。

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ブルーハーツが好きな人のこと

”うたことば”というラジオ番組でブルーハーツの特集をしていた。 曲を聴きながら、歌詞を感じながら、いろんな男の人たち。とういうより男の子たちを思い浮かべた。 かつて少年だった私が好きな男の人たちは、みんなブルーハーツが好きだ。 恋愛的に「好きな男の人」に限らず、好きな芸能人も、仲の良い同僚もみんなブルーハーツをいいっていう。 いいって言ったあとに歌い出す。 夫もブルーハーツが好きだ。 ヒマラヤほどの消しゴムひとつ たのしいことをたくさんしたい そう歌うと、夫が中学

    • エッセイ ナビの必要性

      先日、大阪で友達2人と飲みにいくことになった。お店は私がネットで探した。できることならば、友人たちが”おっ”と思う所を選びたい。 (このスペイン料理どう?) 私たちはあと数年で50歳になる。6千円のお高いコースだが、自分がかつて想像した大人はこれくらい経験はしても良いだろうと思い、高級なお店を選んでみた。 はたして、友人たちは受け入れてくれるだろうか?お店の情報をLINEした。 (バスク料理なんて初めて~ いこいこ!) (いいね! ここに決まり!) ノリノリだ。合格点で

      • 【エッセイ】イタリアンVSおにぎり

        父がイタリア料理を食べながら 「最近コンビニのおにぎりがおいしんだよ」 と教えてくれた。 ついさっき、スズキのムニエルをおいしいと喜んでいた時と同じくらいの笑顔で話す。 「ふわっと、握っていてよくできている」 と絶賛だ。 すると、今度は母が 「私もね、オムライスのおにぎりをよく買うの」 と、切り出す。ケチャップ味のごはんが玉子で包まれているらしい。 母も「この店のフォカッチャは本当においしい」と熱心に説明していた時と同じくらい興奮気味だ。 2人ともおいしい食

        • 義母がつくったピーナッツでできたヒヨコ🐣ちゃん。かわいい。

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          【エッセイ】なんで今まで気づかなかったのか

          今年の夏。お手伝いをしているボランティア団体が図書館フォーラムを開催する。500人が入るホールを借りることになったのだが、そのホールを予約する役目を仰せつかった。 さて、ホールを予約することには簡単だけれど、貸出設備一覧表には、マイク1本からスポットライトや電源、空調、屏風など様々なものが並んでいて一体何を借りて良いか分からない。 予算内に収まるのだろうか。 ホールに電話をかけた。 「何を借りたら良いのか分からないんです。予算が組めないので、相談してに行って良いですか

          【エッセイ】なんで今まで気づかなかったのか

          エッセイ 情報自慢

          夫に 「一目千本桜というのがあるらしいよ。」 と、数日前に見つけたインスタを見せてあげた。 白石川堤沿いに桜並木がどこまでも続き、バックには雪が残る蔵王連峰が見える。 少し前までこんな所が世の中にはあるなんて知らなかったが、先に知った先輩として、どんなにきれいかプレゼンした。 私の素晴らしいプレゼンで夫は乗り気になった。 先週仙台旅行。 目的は桜だ。 セントレアから飛行機✈️に乗り、仙台空港へ。そしえ電車🚃で大河原駅へ向かった。 途中、電車から一目千本桜について

          エッセイ 情報自慢

          最近このポテトチップスお気に入りー プライドポテトっていう名前もいいなぁと思う😊

          最近このポテトチップスお気に入りー プライドポテトっていう名前もいいなぁと思う😊

          【エッセイ】高級イタリアン食べていいの?

          文章教室のあと、先生とイベントの打ち合わせも兼ねて ランチに行くことになった。 先生と言いつつ10年の付き合いになるので、ほぼ友達だ。 「 行きたいところがあるの。そこでいい?」 と先生が言う。 場所を聞いたらピンと来た。 ちょっと高級なイタリアンだ。 ランチでも確か、 3000円ぐらいしたような・・・。 平日に習い事をして、 豪華なものを食べていいのだろうか。 何に対してかわからないが、少し罪悪感が出てきた。 でも断る理由もないし、ちょっと行きたい気持ちもふつふ

          【エッセイ】高級イタリアン食べていいの?

          【エッセイ】若者から学ぶ全力

          先週末。小学生から高校生たちが出場する作文発表会を観覧しに行った。 自分が書いた作文を朗読する発表会だ。 どの子の発表も素晴らしかったが、ある女子高生の作文が心に残っている。 タイトルは『今度こそ、全力だ!』 この春、彼女は大学生になるはずだったが、希望大学に合格できず浪人することになったそうだ。 どうして大学に落ちたか、いろいろと考えたという。 考えたぬいて「自分に自信をもてなかったから合格できなかった」という結論に至ったようだ。 彼女は受験勉強中、大丈夫かな? 大

          【エッセイ】若者から学ぶ全力

          【エッセイ】コンテンツを通して友人を知ること

          「ゴジラ-1.0 見たよ!」 先日友人がインスタにゴジラ-1.0の小説のことをあげていたので、話したくなって報告した。 「見た? アカデミー賞撮ったよね。『ゴジラ-1.0』も『君たちはどう生きるか』も見てたし、私、見る目あるなーって思った」 と友人は笑った。 「確かに! 私はアカデミー賞をとったから観に行ったよ(笑)」 私はミーハーだ。 受賞したのでオッペンハイマーも見なくては、と思っている。 「『オッペンハイマー』と『変な家』も観たいなぁ」 あ、彼女もちゃんとミーハ

          【エッセイ】コンテンツを通して友人を知ること

          【エッセイ】MRI体験

          「くちびるの感覚がない!」 朝ご飯のパンを食べながら、その感覚のなさに驚いた。 でも唇はちゃんとついている。 3年前のこと。結果的に何ともなかったのだけど、朝起きたら顔半分の感覚がなくなっていた。唇を触ったり、ほっぺを触るのだけど、正座をして足がしびれた時みたいに何も感じない。 くちびる? もしかして歯の神経かもしれないと思い、歯医者に行くことにした。 女の先生は、私の症状を聞いて口の中を見てくれるがなんともないと言う。そして、唇や顔をピンセットでつんつんして 「これ

          【エッセイ】MRI体験

          【エッセイ】メイクアップアーティスト 小林さん

          名古屋駅で資生堂がメイクのイベントをしていた。 赤いスッタフジャンパーを着た女性達が呼び込みしている。 INOUIという新商品を試すことができるようだ。 しかし困ったことに、内心はすごく試したいのだけど、 自分から「何のイベントですか?」と聞いて積極的に参加するのが恥ずかしい。 あくまで「お誘いを受けたら行きますよ。」というスタンスをとりたいので、すぐにイベントに参加することができない。 何で恥ずかしいのか? 試供品をもらえるかもと期待しているので、そのあつかましさを披露

          【エッセイ】メイクアップアーティスト 小林さん

          少しずつ新鋭作家さんとのオンライントークイベントの準備をしています。文章教室の先生のお仕事を手伝う形で参加させてもらいます^ ^ チケットは1200円。作家さんと直接お話できる形で、イベントを通して読書人口を増やすのと、作家さんに書き続けてもらうことが目標です!

          少しずつ新鋭作家さんとのオンライントークイベントの準備をしています。文章教室の先生のお仕事を手伝う形で参加させてもらいます^ ^ チケットは1200円。作家さんと直接お話できる形で、イベントを通して読書人口を増やすのと、作家さんに書き続けてもらうことが目標です!

          『列』中村文則(講談社)を読んで

          『列』、最近買った本で、面白かったー  本屋さんでこの『列』を手にとった時、一緒にいた夫が「うすっ」と私の心を読んだのかと思う声を出した。ページ数があまりない。 「うすいね。薄いわりには高いかな?」 値段は1400円だ。ページ数が多くて安いとなんだか得をした気持ちになって、薄いとちょっともったいないかなぁと思ってしまう。 「まー 買おうか」 今日は買うと決めたのだから、買うんだと気合を入れてレジに持っていった。 図書館で予約を入れていたのだけど、借りられる順番は5,6番目だ

          『列』中村文則(講談社)を読んで

          2024年 かなえたい夢

          来年は本に関わるお仕事を始めたいと思ってます。今年は近所の本屋さんが二軒も閉店しちゃって寂しいかぎり😔  ネットとリアルで、ブックトークイベントとかやって、本に関わっていきたいなぁ #かなえたい夢

          2024年 かなえたい夢

          エッセイ 故郷のない人の故郷のつくり方

          話しかけないでよ、と思っていた。 父はコーヒーを運んできた若い店員さんに 「ここに飾ってあった絵良かったのに、どこに行ったの?」 と聞いた。 アルバイトの女の子がそんなの知るわけないじゃん。 案の定、店員さんは引きつった顔で何も答えられないでいる。 すると、母まで 「あの絵素敵だったわ」 と残念そうな顔をするではないか。 店員さんは、分からないとも言えず、なんとか作り笑いをしていた。 両親はどこに行っても、とにかく話しかける。 社交的すぎるのだ。 そのことが昔は恥ずかしかっ

          エッセイ 故郷のない人の故郷のつくり方