小説が完結しました『告白』
エブリスタで連載(と言っても1週間未満)していた作品が完結しました🥳
前回の記事で「完結後に裏話でも~」と話していたとおり、読んでくださった方向けに小ネタ的なものをお伝えしようと思います。
ちょいネタバレがあるので、先に小説を読まれた方がいいかも!
小説はこちら🔽
前回の記事はこちら🔽
文字数としては3万文字に見たないこの小説。
ストーリーの都合上、登場人物がやけに多くなっちゃいました。
それほど多くない文字数の中に登場人物を詰め込んだ感……!
台詞があるだけでも6人。
名前を覚えなきゃいけないのは8人。
多い多い😫💦
湖月碧(主人公)
音無輝夜(ヒロイン)
三条朔夜(輝夜の伯父)
音羽詠(輝夜の父)
音羽静夜(輝夜の母)
久我(弁護士、音無夫妻の旧友)
珠墨(音羽伯爵のビジネスパートナー、音羽夫人の幼馴染)
斑鳩澄子(音羽夫人の学友)
朔夜の雇った用心棒(モブ)
碧に縁切られそうな友人(モブ)
イメージは「藪の中」みたいな、なんかもう皆好き勝手言ってるというストーリーです。
事故の真相を追うミステリー要素に、ヒロイン(輝夜)の身に危険が!? というショボいサスペンス要素を追加しました。
お題が「サスペンスミステリー」だったので!
『月夜に秘密ごと』がベースなのでオチが似ていますが、気にしない気にしない。
世の中そんなもんです。
実は先日受講した文章講座で書く小説をこの作品にする予定でした。
長くなりそうなのでやめましたが、やめて正解だと思いました。
色んな意味で。
今回の作品は過去作の登場人物を使いまわしています。
「あ、今回はこういう役柄なのね」みたいな感じに考えてください。
輝夜は名字を変えていますが先日の文章講座で書いた小説に登場した女の子と同一人物のイメージです。
ベースは響なので無邪気に極悪なんですけど、光の性格も混ざってるのでしたたかさとかあざとさが追加されています。
絶対同じ学校や職場にいて欲しくない。
三条伯爵は名字と性格の悪さで丸わかりな「揚羽の伯父様」です。名前は変えましたけど、どこにもまだ名前が出てきてないのであんまり意味のない変更でした。
大体顔が良いので許されている男です。
揚羽にはめちゃくちゃ厳しい伯父様ですけど、輝夜と響の時は優しい伯父様です。
久我は『闇に光るは三日月の』に存在だけ書かれていた久我先生のお父さん。
そういえば弁護士設定だったと思い出して使いました。それしか言えない。
久我先生の親だからね、猫目でしょうね。
珠墨は12月の文フリで頒布予定の『イミテーションレッド』にメインで出てきます。
顔が良くて金持ってて社会的に成功してて余裕のあるオジサマ。
碧と手を組めばビジネス面では怖い物無しなんでしょうけど、手を組まないだろうなぁ。
音羽侯爵夫妻は性格とかは別ですが、そのまま響の両親イメージ。
改めて読み返すと本当に不憫な夫婦。ただの善良な夫婦だと思います。
碧の本性を見抜いていたのはさすが。
斑鳩夫人は「かっこいい名字、地名」とかで検索して見つけました。キャラクターは特にモデルも何もいません。
この人と音羽夫人の女学校時代はエスの関係だったという裏設定にしています。大正時代の女学生を調べているとよく出てくる言葉で、何か素敵な関係だなぁと思って取り入れました。
忘れちゃいけない主人公の湖月碧ですが、ベースは千影。
プロトタイプの千影の名字である「湖月」をそのまま使いました。
まぁ性格悪いとこも一緒。
大体裏事情とか全部知った上で「自分には関係ないけど」って積極的に解決しようとしてくれない男は千影がベースのキャラです。
読み返したら登場人物ほとんど使い回しでした。
だから今回執筆がめちゃくちゃ楽だったんですね。納得!
他の作品と読み比べるのも楽しいかもしれません。
特に『イミテーションレッド』は登場人物がほぼ一緒なので、興味のある方はぜひ一緒に読んでみてください🙏
12月まで待たないといけませんが!
この作品は『告白』のタイトル通り、色んな人間に語ってもらいました。
全員嘘はついていないけど、全ての情報を出しているわけじゃないっていう設定です。
全員手札を見せていない。
朔弥はところどころぼやかしています。
珠墨は本心で話していません。
斑鳩夫人もそうです。
久我はわりと本心のままに話してくれていますが、彼の場合は「自分は巻き込まれない」という確信があったので本心を話してくれているっていう感じです。
輝夜は碧にだけはありのままを話します。
碧は誰にも本音を言いません。
そんなイメージです!
ストーリーはいつもの私の感じなので、大体の方が「こうなるわな」と思ったことでしょう。
何て乏しい発想力……。
とにかく無事に連載を完了できて一安心です。
水曜からはまた『宵闇に灯る』と『聖女が学校にやってきましたが、私は悪役令嬢の味方です』の更新を再開します😚
また何か書くことになったらnoteでもお伝えしますねー!