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(1)死とNVCの裏側で〜旅の始まり〜

10月半ばから11月頭までのセブ島滞在中に書き始めたこの記事。
少し時間が空いてしまった。
書き出しがセブ島であることをご容赦いただき、11月の投稿を。


セブ島にきて1週間が経ち、生活にも慣れてきてリズムを掴みつつある。
セブでの滞在中は、朝のルーティーン作りに苦労した。
散歩してマインドフルネスは外さないことにしているのが、セブ島ではマインドフルネスをする場所がなかなか見つけられない。

宿の近くは交通量が多く空気も悪いうえ、公園らしいものが見つけられないからだ。

日本国内であれば大抵どこにいっても近くに神社やお寺があり、特に神社は開いた空間でもあるため、朝のマインドフルネスの場所としては申し分がない。
出張の出先でも大抵近くの神社や公園に行けば事足りる。
しかし、セブ島では、そううまく行かない。
あれこれ考えていると閃いた。
日本で神社やお寺ならば、キリスト教が主となっているフィリピンであれば教会がよいのではないかと、教会を巡ることにした。
これがビンゴで、マインドフルネスに適した空間を提供してくれている。

さて、滞在記はこれくらいにして、死とNVCの裏側で起こっていたあれこれを棚卸ししていきたいと思う。
特にこの夏起こった一連の出来事は、驚きの連続だった。

前の記事はこちら。

お盆にあったあれこれ

福岡の実家に帰省中の話。
盆入りの8月13日 
IDGs(Inner Development Goals)のこれからの活動について打ち合わせをするため、天神で待ち合わせて話す場を持った。
打ち合わせを滞りなく終えて、このあと参加予定にしていた高校の同窓会に向かうことを話したところ、「では近くまで送りましょう。」ということになった。
道中の会話がその後の私に大きく関わってくるとは知る由もなかったのだが。

道中その方の息子さんも同じ高校の出身とのことで話が盛り上がり、あるお願いを受けることになった。

お願いはざっくりこんな感じ
息子さんが在学中に「保護者の会」があり、当時の館長(私の高校では校長のことを館長と呼んでいる)と交流があった。
館長が別の高校に移られたところまでは知っているが、その後の消息が不明で連絡先を知りたい、同窓会で聞けるタイミングがあれば聞いてもらえないか?

理由が気になるが何やら少し複雑な話のようで、
先生からもう一度お聞きしたい話があると言うのだ。

先生は、保護者の会の希望者を連れて大分県の中津を訪れ、黒田藩の歴史について語ってくれたとのことだ。

https://www.touken-world.jp/edo-domain100/nakatsu/

私の高校は、黒田藩の藩校から続く高校で1784年創設から240年の歴史を持つ高校になる。
その藩校に通う生徒だからこそ、知っていてほしいのが中津の歴史。
黒田といえば、軍師、黒田官兵衛とその嫡男、長政が有名だが、官兵衛と長政が九州入りした際、豊前平定のために、多くの地方豪族達たちが殺された。鎌倉時代から統治してきた自分たちの土地を奪われるにとどまらず、酷い殺され方をした歴史を持っている。
この歴史は表にあまり出てこない黒田の裏の歴史。藩校に通う生徒だからこそ、裏の歴史を持っていることも知っていてほしい。
と先生がお話しくださったそうだ。

私はこの話に驚きを隠せなかった。
なぜなら、私の先祖は豊前にルーツを持ち、豊前の地域の名前から苗字が始まったことを数年前に調べて興味を持っていたからだ。

この話を聞くまでは、運が良ければ当時の館長の連絡先につきあたることもあるかもしれないくらいに思っていたが、自分の先祖も関わる可能性に俄然自分ごとになってきた。

そして話はさらに思わぬ方向に向かっていくことになる。
豊前平定の際の皆殺しの現場となった合元寺の住職であった空誉上人という和尚の話だ。黒田家と深く関わり、最後は罪を問われ無惨な殺され方をしたという伝承も残っているそうだ。今もその刑場跡地とされるところが整備されていない状態で残っているそうだ。

ここまでの話を整理してみる。

  • 私の高校の元館長が「保護者の会」で話してくれた豊前の歴史の話をもう一度お聞きしたい。

  • 豊前は黒田が九州平定の足場とした要所となったが、平定に際して多くの人を殺した表に出てこない裏の歴史も持っている。

  • 皆殺しの現場となったのは中津市の合元寺。

  • 合元寺の住職、空誉上人も黒田家に罪を問われ無惨な殺され方をされた伝承が残っている。

  • 私の先祖も豊前にルーツがあり、なんらかの関わりがある可能性がある。

同窓会にて

頭の整理の付かぬまま、同窓会に参加すると仲の良い友人を伝って当時の館長にすぐに突き当たることが出来た。わずか数時間で繋がれる同窓生のつながりが心強い。

先生とのメッセージのやり取りが始まった。
メッセージのやり取りが始まった直後に実家の母が渡してきたのが、父の遺品から出てきた一族の本のコピーだ。苗字の起源も記されている。

そして、豊前歴史と一族の歴史が深く関わっていたことが明らかになってくる。

ここから、詳しく書いていきたいところだが、本日は中京地区で開催される高校の同窓会。行く準備に入りたいと思う。
お盆のつながりで、中京地区でも同窓会が行われていることを教えていただき、今日の出席につながっている。
この投稿も何かのご縁につながることを願いつつ。

つづく。


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