柏木の短い読書感想文『内館牧子/老害の人』
こんにちは、柏木です。
本日の短い読書感想ですが内館牧子さんの『老害の人』をご紹介します。
ちなみに僕自身は「老害」という言葉があまり好きではありません。
しかし、この本はでかでかとタイトルに「老害の人」と、どストレートに書かれているので、なんか惹かれて買いました。
この本、一言で表すと・・
″高齢者も若者もぶっちゃけます!でも読み終わった後前向きな気持ちになりました!″
「老害」という言葉がどうしてもネガティブなイメージがあるので暗い気持ちになってしまうかも・・と思いましたが最終的に「読んでよかった!」と僕は希望を持てました。
なぜ人は老いるのか、なぜ人は働くのか、「老害」はどこから生まれるのか、最近の若者は何を考えているのか・・
この小説に登場するキャラクターたちが様々なトラブルに巻き込まれていき、喧嘩したり、落ち込んだり、楽しんだりして少しづつ人生の過ごし方を学んでいく。
かなり毒舌でショッキングなやりとりもあるのですが、すべてのキャラクターたちに感情移入してしまう自分がいました。
特にこの小説の主人公でもある老害の人福太郎さん。
最初はトラブルメーカーのように思ってましたが、話が進むにつれて魅力を感じるおじいさんに変わってました。
柏木的にこの「老害の人」はお年寄りにも若者にもおススメの本です。
Z世代もX世代もY世代も買うべし!