1997年2️⃣善30歳
信じられない…私、本当に善さんの秘書になったんだ…すごい…すごく嬉しい…泣きそう…感激過ぎる…と実感しつつ、高級そうなフカフカのソファに座っていると、ガチャとドアの開く音がして、高級そうなスーツでビシッと決めた50代半ばの男性と40歳ぐらいの同じくスーツで身を固めた男性が入って来た。
進藤さん、お待たせしてすみません💦と頭を深々と下げる。
善も立ち上がって、いえ…こちらが急に押し掛けたようならものですから…と頭を下げる。
すると、50代の男性が善の隣にいる幸に向かって、こちら