1995年2️⃣
年明け早々に起こった阪神・淡路大震災によって、大阪ミナミのクラブ「アンシャンテ」でNo. 1ホステスとして活躍しつつ、善が女として大事にしていた楓(金本翔子)が重症を負いながらも、辛うじて命を取り止めたと聞き、少し安心できた頃。
国内では地下鉄サリン事件が発生。警察庁は内々に宗教法人オウム真理教の内定に入っていた。
善は、昨年末の京都の舞妓…美月の死と今年になっての翔子の重症により、心穏やかな日々を過ごすことが出来ず、最低限の仕事…と言っても、東京の麻布、渋谷、原宿のRikacoの売上状況や恵比寿のダーツ&プールBARの売上状況、福岡のキャンプ場「憩屋」の来客状況などを把握しつつ、持株の株価変動を確認するといった最低限の仕事をして、後は麻布の進藤ビルの5階自宅で、何をするわけでもなく、美月や翔子のことを思い出しては少し泣いて、惰眠を貪るような日々を送っていた。
そしてこの年、ロサンゼルスのサラ・シルヴァ(29歳)から、電話で、仕事で知り合ったアメリカ人男性と婚約したとの報告があった。
善は私にとって最高の男性よ。今でもあなたのことを心から愛しているわ。彼には内緒だけどね(笑)
でも、どうしても家族が欲しくなっちゃったの。ベビーが欲しくなっちゃった。年齢的なこともあるし…。
婚約した人は、誠実で優しく思いやりのある人だから、安心して家族になれる思うわ。
善は、良き友人であり、信頼あるビジネスパートナーであることは、これからも変わりないわ…と。
善は、サラの幸せを心から願い、祝福した。その後、2人の間にベビーが生まれた知らせを受けた時も沢山のお祝いとしてプレゼントを送った。
そしてもう1人、マイアミのキャサリン・マリンダ(30歳)からも、結婚と出産の報告を同時に受けた。
善は、驚きを隠せなかったが、しっかりとキャサリンの幸せを祝福した。
キャサリンは、ゼンなら必ず私の幸せを祝福してくれると思ったわ❗️と。
お相手は、善がマイアミでキャサリンと初めて会った日の夜。プールナイトクラブで出会ったプロのアメフト選手のサムサージャー(32歳)だった。
サムは、ずっとキャサリンに想いを寄せていたが、キャサリンは善に夢中だったため、付け入る隙は全くなかった…が、善がここ2年、渡米できずにいた中で、キャサリンに寄り添い、じっと見守ってくれたサムに、この人となら家族になってもいいかなと思えるようになったの…とのことだった。
善は心から2人の結婚とベビーの誕生を祝福して、沢山のプレゼントを送った。
サラは、結婚、出産と同時に仕事を辞めて、家事と子育てに専念することになったため、善とのビジネス契約を解除。
管理してもらっていた善の資産は全て、ロスのサラにお願いすることにした。
また、福岡中洲のemperorの輝夜(沢田花苗29歳)は、宮崎にある実家の母が倒れ、飲食店を経営している父から帰って来てくれと頼まれたとのこと。年齢的ににも体力的もそろそろソープ嬢を引退しようと考えていた矢先のことで、宮崎に帰ることにしたと、連絡があった。
花苗は、宮崎に来た時はちゃんと抱っこしてよ♡って、善に言っていたが…宮崎に戻ってからその2年後に、地元の中学校の同級生と結婚、子供にも恵まれ、幸せな家庭を築くことなる。
花苗からは、善との燃えるようなセックスはできないけど、まぁ安心して穏やかに落ち着けているから、それだけでも幸せと思えるようになったわ(笑)と善に話し、善は、心から祝福した。
またB銀行の沖縄那覇支店の法人営業部にいた新原奈美恵(28歳)も、社内結婚したと聞いて、那覇に行った時に家に泊めてもらい熱い数日を共に過ごしたことを思い出しつつ、多くのお祝いを送った。
奈美恵からは、未だに善から抱かれたあの数日のことが忘れられないけれど、子供が欲しくなっちゃったから結婚しちゃいました(笑)と電話をもらった。
善も笑って、しっかり旦那と子供の面倒見てやれよ!と言って祝福した。
こうして、善のことを想い愛してくれていた女達が、色々な形で善の下を旅立って行った。
そんな折に、善の麻布の家を遠藤紗里奈(24歳)が久々に訪ねて来た。
お久しぶりです!と丁寧に頭を下げて、今日、ここの1階のMarcoでロケだったんです❗️と言って、この後、夕方に入ってる取材のお仕事までちょっと時間があるからマネージャーに話して、上がって来ちゃいました(笑)と。
善は、そっか。よく来てくれたな。と言って紗里奈を招き入れた。
紗里奈と会うのは、2、3年ぶりぐらいか…
前は確か、テレビ局のプロデューサーからの枕営業の誘いがあって、その相談を受けて、善がそのドラマ番組のスポンサーの株を多く取得していた経緯もあって、スポンサーを動かして、そのプロデューサーを更迭させて、閑職に追いやったことがあった。
結局、紗里奈はそのドラマの主演に抜擢され、高視聴率を取って有名女優の仲間入りになった。
それ以降、数々のドラマやバラエティに出演、CM女王と呼ばれるほど、色々な企業のCMにも出演するなど、売れっ子女優になっている。
芸能界デビューする前までは、たまに善と会って、善から抱かれ、女として磨かれていたが、芸能界デビューの際に俺から卒業しろっと善から言われ、それを渋々受け入れて、卒業し芸能活動に集中して頑張ってきた紗里奈だった。
それ以後は、善は影の後ろ盾となって、紗里奈を応援してきた。
以前は善❣️善❣️と言って、善に甘えていた紗里奈だったが、芸能界で揉まれ、多くの経験をして、大人としての振る舞いを身に付けた、しっかとした大人の女性と化していた。
本当にご無沙汰してました。
善さんは?お変わりないですか?
なんかちょっと痩せました?元々、太っては無かったけど、痩せたっていうよりやつれた感じがしますよ?
何かありました?
善は笑って、紗里奈…お前、本当見違えたっていうか、立派な大人の女になったなぁ(笑)
お前からそんな風に心配されるようになったなんて、なんか笑えるよ。
そ…それは、私だってもう24ですし、しっかりしないとって…だって私がいい加減な仕事してたら、進藤善って人の顔に泥を塗ることになっちゃいますから。
善は笑って、俺の顔に泥を塗るって、それ誰かから言われたのか?(笑)
まぁ…事務所の社長やマネージャーにも言われましたけど、私もそう思ってますよ!
善は、んーー、まぁそんな風に思ってくれて仕事頑張ってくれるのはありがたいけどな。紗里奈は、もう自分の足でしっかり歩いてて、やって行けてんだから、あまり俺のことは気にしなくていいぞ(苦笑)
でも、正直ないところ善さんの存在って大きいんですよ。
直接言われたりすることはないけど、遠藤紗里奈には、力のある人が後ろ盾になっているから、汚れ仕事は回しちゃダメとか、軽く扱ったらダメとかって話しが、私の知らないところであってるらしく、そんな意味でも善さんから守られてるって思いますから。
善は苦笑して、俺は紗里奈の仕事に一切口を出したことなんてねぇーだけどなぁ…。枕営業やセクハラ行為に対しては、ちょっと注意するように言ったけど…まぁそれは当たり前のことだからなぁ。
多分、そのことが話を大きくしているとは思いますけど、私としてはとても助かってます。
そっか…ならいいけどな。
善さん…あたし…善さんから卒業して…誰とも付き合ってないの…。
エッ?そうなのか?芸能界って、恋愛っていうか、色んな俳優や歌手や芸人や…まぁとにかく色々と誘われたり、口説かれたり、逆にいいなぁって思ったりする人、おるやろ?
うん…誘われます…でも…なんかダメなんです…。
何が?ダメ?
……善さんが……はぁぁぁ…やっぱしんどい💧無理!もう💢善くんのせいじゃん💢善くんが悪い💢
善は笑って、紗里奈、やっぱ無理しとったん?(笑)
だって、そうじゃん、うちこんなキャラじゃないし❗️
まぁせやな(笑)
もう!なんかさ…清純派?みたいな…可愛くて大人しめで、真面目で…礼儀正しく…ってうちそんなキャラやないし…💧
善は笑って、まぁせやな…俺もすごいなぁ社会ってって…芸能界もその辺の礼儀だったり、まぁ年齢的な先輩後輩…みたいな関係も厳しいって聞いてたけど…息苦しいっちゃ、息苦しいやろうな(苦笑)
まぢで…マネージャーとかに、このキャラ無理って、しんどいって言ってんだけど、そのキャラでCMとかに起用されて、紗里奈の今のイメージで商品が売れているから、崩しちゃダメって言われてさ…。
まぁイメージ戦略ってのは、確かに重要だからなぁ…その時その時の時代や流行、売れ筋ってところを分析して、そらに乗っかってどんなキャラで売り出すのか?っていうのはなぁ…。
まぁ、それはわかるけど…やっぱ無理やん?男の人はさ、みんな清純で真面目で大人しくて礼儀正しく、可愛い感じの私がいいなぁって思って誘ってきてるわけじゃん?
でも、無理もん…そんなの💧
まぁ確かにそうやな(苦笑)
だから、善くんからは卒業?したけどさぁ…善くんは全部知ってるわけじゃん?あたしのこと。
まぁな…。
だから、結局、善くんの前でしか、まんまのあたしになれないの💧
んーー。
だから…いいじゃん❣️
はぁ?何が?
紗里奈は、黒地な小さな花柄のフワッととした感じのワンピースを脱ぐと、ピンクの花柄の上下セットの下着姿になって、善の足元に跪く…そして善のデニムのチャックを下ろして、デニムを脱がす。
善は黙って…笑いながら、そんな紗里奈を見つめている。
紗里奈は、善のボクサーパンツの上から善のちんこを撫でて…ほらっ!ちゃんとあたしの手に反応して硬くなってるやん⁈と。
善は笑って、そりゃそうだろ?今や日本中の誰もが知ってるいる、テレビの中でしか見ることのできない人気女優が、目の前で下着姿のまま自分のちんこは撫で回しているんだから…(笑)
あたしが、こんな女って世間に知れたら、アッという間に干されちゃうかな?(笑)
どうかなぁ…40歳過ぎて実は、こんな女でしたって暴露すれば、更に人気が出るかもな(苦笑)
40って、もうおばちゃんじゃない?その時はもう芸能界から消えてるわ(苦笑)
と言いながら、紗里奈は善のボクサーパンツも流して、直接ちんこに触れると口に含んで舌を使って舐め回し、頭を上下に動かして吸い付いていく…。
あぁぁぁ…めっちゃ久しぶり…善のおちんちん…この感じ…何も変わってない…愛おしい…こうして善くんのおちんちんをフェラしてるだけで乳首とおまんこがキュンキュンするわ…。
善は、紗理奈を立ち上がらせて自分の膝の上に横座りで乗せて、ブラとショーツを脱がすと濃厚なキスを交わし、乳首を吸って舌で愛撫しつつ、紗里奈の股間に指を這わせて、クリを優しく擦ってやる。
アンッ…アッ…ンッ…ンファッ…アッ…と紗里奈が可愛い喘ぎ声を漏らす。
紗里奈のマンコがグッショリと潤っているのを見て、善は更に指を紗里奈の中に入れて、紗里奈の感じるポイントに刺激を与えていく…。
アッ…ダ…ダメッ…そこは…アッ…ンッ…ンッ…イ…イヤッ…ぜ…善…く…ん…アッ…ダメッ…そこは…イ…イヤッ…も…漏れちゃう…アッ…ンッ…イッ…いっちゃう…で…出ちゃう…から…アッ…イ…イイッ…アッ…ンッ…イクの…イッチャウ…出ちゃう…が…我慢できない…アッ…アッ…イッ…イクッ❣️と喘ぐと同時に、全身をピクピク震わせながら、ピューーッと潮を吹いてしまう紗里奈だった。
善は、身体をヒクヒク震わせている紗里奈をソファに寝かせると、紗里奈の足を広げて、ビシャビシャになっているマンコにゆっくりと入って行った。
ハァァァ…♡アァァァ…♡善くん…善…すごい…気持ちいいぃぃぃ…素敵…これよ…欲しかったの…して欲しかった…ハァァァ…アンッ…アンッ…イイッ…イイッ…♡
善は、徐々に動くスピードを上げて強弱をつけて紗里奈の身体を突き上げていった。
アッンッンッンッアッアッンッアッンッアッンッンッンッアッアッアッ…イイッイイッイイッ…イクッ…イクッ…イッチャウ…イクゥゥゥ…♡
紗里奈が全身をバウンドさせてビクつかせながら、快楽の絶頂に達すると同時に善も紗里奈の腹の上に放出した。
善くん…嬉しい…また善くんに抱いてもらって…めっちゃ気持ち良かった…やっぱり無理だよ…お利口さんでしょ?ずっと我慢してたんだよ?たまにでいいかさ…どうしても欲しくなった時は、また抱いて…お願い…いいでしょ?
と、紗里奈。
善は、ん…わかった。
でも、マスコミには用心しろよ…せっかく芸能界で成功して、地に足をつけて自力で自分の生き方を見つけて進めるようになったんだから…。
うん。大丈夫だよ。ちゃんとするよ。
親父やオカンから、何か言われたりしてんのか?
もうね…すっごいよ💧高校卒業して東京に出ていくってなった時、あんたがいなくなって清々するわって言ってたやん?
あぁそうやったな。
それがテレビに出だして、ドラマに出たりするようになったら、ギャラはどのくらいもらっているの?どれほど稼いでるの?ちゃんと家にお金を入れなきゃダメでしょ?って(苦笑)
で、どうした?
今まで散々人を邪魔者扱いして、親らしいこと何一つしてもらってないのに、なぜ家にお金入れなきゃならないのか、意味がわかんないって言って、お父さん、お母さんの携帯からの連絡、着信拒否にしてやったわ。
それ以後の連絡はないのか?
事務所に来て、娘を出せって言って、娘の稼いだ金は両親が管理するものだから、親の通帳に振り込めって言いに来たのよ。
すげぇなそれは…(苦笑)
まぁ当然、事務所の社長がやんわり断って、紗里奈さんの了解もなしに勝手なことはできませんので、本人と相談の上で対応しますと言ってもらったの。
うん、それで引き下がったのか?
全然…私の住んでるマンションに来て、玄関前に居座って、ずっとあたしが帰ってくるのを待ってたみたいで…。
あたしは、撮影なんかで留守にしていたから、その時は会わずに済んだんだけど、周りの人が警察に通報して、そこでまた喚き散らして…。
すげぇな。
あたしはすぐに引越して、雲隠れ(笑)
で、今は?
もうずっと無視してる(笑)事務所にあんたみたいな親の恩を忘れた子なんか絶縁だからって手紙が来て、それっきりよ(笑)
そっか…でも、多分それで終わりじゃねーだろうなぁ。
エッ?どういうこと?
まぁ恐らくいずれまた、金を工面してくれって…今度も低姿勢で頭下げてくるようになるだろうな…。
本当に⁉️なぜ⁉️
弟が碌でもねぇからだよ(苦笑)
弟はめっちゃ頭が良かったから、東大かどっかに行って、大企業に就職してるわよ…。
いや、東大どころかお前の弟は高校の時に受験に失敗して三浪ぐらいして、私立の聞いたこともないような三流以下の大学に入ったけど、大学に行かずにパチンコ三昧で借金して留年して、今も大学生してんじゃね?
エッ?そうなの?なんで善くんがそんなこと知ってるの?
まぁお前が売れたからな…お前の親の出方が気になってちょっと調べただけだ。
弟に金がかかりすぎて、金欠になってるようだから、お前のところに金の無心に来るんじゃなぇかと心配してたんだ。
そうなんだ…まぁあんだけ甘やかして育てたんだから、仕方ないわね。
まぁそういうことだ。いよいよになって首が回らなくなったら、また親から連絡が来るだろうから注意しとけよ。
うん。わかったわ。ありがとう…善くん。
紗里奈は、ひとしきり善に甘えて仕事に戻っていった。
美月や翔子のことで、塞ぎ込んでいた善は、そうとは知らずにいきなり押しかけて来て、甘えるだけ甘えて去って行った紗里奈に少し救われた気がした善だった。
善には、善のことを深く愛してくれる女達がいた。
善を信頼して着いて来てくれいる社員達もいる。
善は、自分を支えてくれる人のためにも、前を向いて、もっともっと長く素敵な時間を過ごして行きたかったに違いない美月や翔子の分も自分は前を向いて、日々を元気に生きていかなきゃな…と思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?