「恋人に振られた翌朝に書くnoteの意義とは」
一年記念日まであと10日
記念日は二人でよく行く居酒屋にいく予定で
今月末は駅前のマルシェに行く予定で
来月は私の地元に一緒に行く予定で
卒業旅行は北海道に行く予定でした
まったく、急に貯金の意味が浮きに浮くじゃないか
いま、文字を打つ手も震えていて
本音を言うなら嫌だと叫びたい
もう一度やり直させてほしいと叫びたい
会いたい、触れたい、抱きしめてほしい
私がこの先見る世界を
ずっとずっと一緒に見て欲しかった
二人でバカみたいに笑っている時
きっと世界で一番幸せだったから
だけど、別れた原因は私自身
「前に進めたい、もうしんどい」
彼女に泣きながら言わせてしまった
変われなかったな
少しは変われた部分もあったのだろうけど
結局傷つけて別れを告げられる
いつだって相手が先に私を好いてくれて
いつだって相手が私を手放して行く
最後は背中しか見せてくれない
だけど友人に褒めてほしいことがあって
「最後に言いたいことは?」と聞かれ
ただ、本当に将来を考えていたと
それだけ告げた
言いたいことも伝えたいことも
そもそもすっごい嫌だと言うことも
全部全部飲み込んで
帰って歌詞を書きました
相手に残す呪いはどうしても
できるだけ美しいものであってほしいから
これからの生活
道で見つけた珍しい看板の写真を誰に送ろう
アルバイト中に思いついたギャグを誰に言おう
授業で隣り合った子が4歳下だったことを誰に伝えよう
愛で埋めていた心の穴とどう生きていこう
この先の半年を考えると憂鬱です
人と話すことも減るのに授業はあって
全て投げ出してしまいたい
でもそんなことをして悲しむのは彼女でしょうから
呼吸ができるようになる日まで
とにかく生きて、生きて、生きようと思います
泣いて、苦しんで、乗り越えようとなんかしないで
自然にあなたとの日々を背中に背負える日まで
まったく
私は一度付き合った人のことを忘れない
その言葉をいつも不機嫌に聞いていたあなたが
忘れさせてくれない一人になるなんて
ひどい人だ、ひどい恋だ
まったく、我ながら
素敵な人に惚れたものだ
どうせあなたのことだろうから
どこへいってもうまくやるだろうけど
元気でね
体には気をつけてね
たまには思い出せよ
わたしの大泥棒
忘れたら承知しないからな
たまには思い出せよな
あばよ大泥棒