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筆箱紹介と思い出したペン

先日、友人とお茶をしていたら漫画『トリコ』の話になり、あの漫画でやってたみたいに自分なりの「フルコースメニュー」を考えようぜ、という遊びをした。
『トリコ』は週刊少年ジャンプで連載していた漫画で、美食家の主人公が世界各地をめぐって自分なりに決めた最高のフルコースメニューを用意するべく、モンスターとか色んな奴らとバトルを繰り広げる、とまあそんな感じの内容。
フルコースメニューには「魚料理」「肉料理」「主菜(メイン)」……とそれぞれ品目が分かれており、使われている食材のランクに応じて美味さが決まる。
私たちがやっていたのはもっと単純な話で、品目ごとに今まで食べてきた中で特に記憶に残っているめちゃくちゃ美味しかった料理の思い出を語るという他愛のないもの。例えば私の場合なら、大阪で食べた魚料理のあれが美味かったとか、京都旅行に行った際たまたま入った店で食べたピザが最高だったとか、そういう感じ。あれ美味かった~、これ思い出に残ってる~、また食べたい~なんて話をしていると当時の記憶も併せて思い起こすこととなり懐かしくて楽しい。ちなみに主菜(メイン)は定義山の三角油揚げに決まった。あれは美味い。べらぼうに美味い。もしどなたか行く機会があったらぜひ食べてみてほしいくらいだ。

んで、枕はここまで。今回は文房具の話で、自分の筆箱の中身を紹介してみようという企画である。いわゆる「筆箱紹介」というやつ。文房具の記事やブログを読んでいると結構な頻度で見かける趣旨であり、色んな方のこだわりや嗜好が見えて参考になるし面白い。今回自分でもやってみたら何となく「これトリコのフルコースメニューを考えるのと似てるかも!」と思ったのだけど、あんまり共感は得られなさそうな気がしてる。
ではでは、イカれたメンバー(文房具)を紹介するぜ~!


ペンケース

CCOMPANY LIMITED『ルポ2セカンド』

イタリアンレザーを使用した渋い見た目と、一本差し×2に加えてファスナー部分が2カ所ある点に惹かれて購入。割とコンパクトなのでかさばらなくて持ち運びが楽。でもファスナーに入る容量はさほど多くないので少数精鋭用のペンケースだなあと感じてる。もっと大きめのやつも購入すべきだろうか。いやとりあえずしばらくはこの子を愛でようか。


シャープペン

パーカー『ジョッター コアライン』

命名:セフィロス

イギリスで生まれた老舗ブランドの人気商品。なんせ見た目がかっちょいい。羽が描かれたクリップ部分がもう最高。グリップはマットでさらさらした手触りで、小柄ながら洗練されたデザインとなっている。ただ書きやすさはどうなんでしょう。私はこれまでシャープペンにこだわりを持ってこなかったのでこれがどれほど良いのか、あるいは大したことないのか正直よくわからない。んでもやっぱり見た目が好きすぎるのでそれだけテンションあがる。おそらく文房具って何よりもその感覚が大事なんだろうな、と自分を納得させている。


三菱鉛筆『クルトガKS 0.5mm』

命名:ザク

初のクルトガシリーズ。特徴である「芯が自動で回転し、常に尖った状態を維持してくれる」というのを体験してみたけど、なるほどこれはハマる人がいるのも頷けます。KSモデルは割とシンプルな見た目をしていて好みだったので購入。ほんとはクルトガダイブという昨年発売されて話題になったシャープペンを買おうかと思ってたのですが、店頭ではどこも品切れ中だったことと、いきなり最新の高級モデルを買うのってなんか違うかもなーと考え、安価で手に入りやすいこの子にしてみました。


パイロット『ドクターグリップ クラシック 0.5mm』

命名:アラバスター

ドクターグリップって自分では買ったことが無かったし、あまり興味を持ってこなかった。でも実際使ってみるとすごく良いですね。手にフィットする感じが気持ちいい。ぜんぜん疲れなさそう。クラシックモデルはデザインがシンプルでそこも良いなあと思ってる(名前の由来は手塚治虫のあれ)。


シャープペン芯

ぺんてる『アインシュタイン HB』

命名:志村

HBのが欲しかったので店頭で一番売れてる商品を購入。芯の濃さを気にしたことはあってもメーカーを意識したことはないのでとりあえず無難そうなやつにしてみました。
人によっては芯用のケースを別に購入して移し替えたりしてるようで、そういうのもいいなあと思う。


ボールペン

パイロット『アクロドライブ 0.5mm』

いちばん気に入ってるボールペン。持ったときの重み、シンプルかつ高級感のあるデザイン、書き心地、すべてが完璧。エクスカリバーかな?


サクラクレパス『ボールサイン iDプラス』

ボールサインiDが良かったので上位互換とされる「プラス」を購入。なんというかすべてがちょうど良い。クセが無く、かといって特徴が無いわけでもなく、ノックした感触や、軽さなど使っていてストレスが無い。非常に気に入ってるボールペン。
筆箱の中身を決めるにあたって油性のとゲルインクタイプので分けて持ちたかったので今のところゲルインクだとこの子が一番活躍してくれてる。


多機能ボールペン

三菱鉛筆『多機能ペン ピュアモルト 2&1 メタリックブラウン』

グリップ部分の木製が良いんだよなあ。太めなのでややかさばるけどそれでも好きだー。


カラーペン

ゼブラ『油性ペン マッキー』

コンビニなどどこでも置いてる安心安全の油性ペン。さっき使ってみたらインクがもう無いのかかすれてしまったので買い替え時かな。


パイロット『消せる蛍光ペン フリクションライト』

書いても消せるタイプの蛍光ペン良いじゃん~と思い購入したやつ。でも蛍光ペンって案外使う機会無いんだよな。


定規

『アルミ&ウッド定規 15cm 黒』

透明タイプのを使っていたのだけど、見た目のデザインに惹かれて購入。軽く、コンパクトなところとか、真ん中の木目部分が良い味出しています。


消しゴム

サクラクレパスのやつ

仙台でやってた文房具博覧会で購入。懐かしいクレヨンパッケージに惹かれまして。試しに書いた文字を消してみたけど悪くなかった。


ハサミ

コクヨ『2Way ハコアケ』

刃を仕舞ってる状態→カッター→ハサミと、用途に応じて三段階にカチリと切り替わってくれる優れもの。切りにくい、持ちにくいなんてことも無く、買ってよかった。


付箋

この付箋どこのだろ?仕事してるときでも、本を読んでるときでも割と付箋は使うので筆箱に常備させているのだけど、いつ買ったのかはわからない。そのままポイッと入れとくと中で分裂して残念な状態になりがちなのでどうにかしたいと思ってる。


というわけで文房具に興味を持ち始めたばかりの新米による筆箱紹介でした。筆箱についてはちゃんとサイズを見て、出来れば実際手に取ってから購入するべきだなーとか、物によってはこだわりの無さの方が目立つ選別になったなーとか思うところはあります。けどここからカスタマイズしていく楽しさもあるということで、それも良いかなと。

そういえば文房具を好きになり始めてから思い出したことがありまして、祖父から形見としてもらっていたシャープペンがあったんですよね。パイロットの金ぴかボディでかっこいいやつ。シャープペンにしてはめずらしく回転繰り出し式になっていて特徴的だなあと感じてます。何という名前のペンなのかはわかりませんが文房具とかペンに興味を持つようになったらやたらいい物に見えてきた。興味の有る無しで物事に対する感度って大きく変わるもんだなあとそんなことを思った次第です。

祖父のペン
愉快でイカれたメンバーたち



追記

文房具関連の記事をまとめたマガジンを作りましたー。健全で良心的なお店を目指していきますので、どうぞごひいきに。



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