自己基盤をもっと高めたい
子育てをしていく上で、親が子どもに教えていくことは多く、普段から部下育成をしていた私は、子どもにもいろいろなことを教えて、将来困らないようにと考えいました。
ほとんどの親がそのように思われているのではないでしょうか。
「自己基盤」とは
自己基盤というのは文字通り、自分の基盤になるもの。つまり、自分の土台や軸になるものです。ここがしっかりしていないと、何か問題が生じた時に逃げ出してしまったり、リスクをとるという覚悟が持てないのです。
自己基盤ができていないと、行動を起こしたり、大きなチャレンジをすることがない、消極的な状態になります。これでは結果を期待するのは難しいですね。
子育てをしていく上でも自己基盤は重要です。親は子育てに対して責任を持ち、何か問題が生じた時には正面から受け止めなければなりません。
子育てをしていると幼少期から大人になるまで、いろいろな問題が生じます!年代によって関わり方は変わりますが、逃げるわけにはいかないですからね。
自己基盤を高めるには
自己基盤を高めていくにはどうすればいいのでしょうか。
それは、自分自身をよく理解することです。そして自分を否定するのではなくしっかり肯定して、自分を好きになりましょう。自分を好きでないと他人を信じることはできないですもんね。
だけど、この自分を知ることが難しかったりします。
力でねじ伏せることの弊害
プロのアスリートを目指しているうちの娘は、高校のスポーツコースに在籍しています。
その同級生に娘と同じ競技をしていてとても上手な子がいます。娘とは小3の時に知り合いました。本当に上手で多分プロになれると思います。ところが、この子すごくうそをつきます。もちろん親にも。
親の方はどうかというと、とにかく自分の言いなりにしたがります。(嘘つかれているのですが・・・)
ある日、子どものことを信じていないのかを聞いてみたところ、「信じるわけないやろ」って即答されました。その時思ったのが、この人子どものこともだけど、自分のことも信じられないんだろうなあ、なんかかわいそうな人だなということでした。
ちなみに、その子は「おやじ早く死ねばいいのに。親父が死んだら(競技)即やめる」っていうような子です。
親が子どもを自分の思い通りにしようと力でねじ伏せると、親子ともに不幸になる例です。親子ともに自己基盤ができず、自分も他人も信じられない反面教師の例だと思います。
この記事をお読みいただいている皆さんは、ぜひ自己基盤をしっかりと確立して良い親子関係を築いてくださいね。