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#76 この週末、一気にWord of the dayが楽しくなってきた。

厳しかった先週

先週はなかなかに厳しかった。Word of the dayこと、WDを推すのが本noteのmissionだが、先週のハードさはなかなかだった。

仕事が立て込んでいて、時間が上手く取れなかったということもあるが、1つには、週ごとにシリーズものを提供するCollinsで、先週は蝶関係の単語が毎日続き、まったく食指が動かない状況だったからというのもある。例えば15日はsatyrid=ジャノメチョウだったが、きっと残りの人生で最も使わないであろう単語の1つである。語源中な自分でも、興味を持とうと努力しても、まったくダメだった・・・。

一方今週は?

なぜか急に昨日の土曜日からその状況が改善された予感がした。そして、今日、その予感は確信に変わった。CollinsはSF好きにはたまらない宇宙関係の言葉が続く。土曜日がなんとescape velocity(!)であり、その意味だけでなく、語源中としてもvelocityについて調べた次第である。今日はorbiterと、また食指が動く。またそのほかの辞書のWDにも、visageやredolent、cajoleなどがあり、語源中としては、調べ上げたくなる言葉が多い印象だ

OED

OEDもまた、なかなかに渋い選択が続いていた。しかし、それも昨日から好調だ。土曜日はcook(v)だったが、なんとチェスに関係する意味となる。詰将棋ならぬ詰めチェスなどで、作成者が予期しない解き方で解かれることをcookedと呼ぶとのことだった。この意味は1860年ごろからあるとされるが、この現象に言葉を当てたという事実が興味深い。この語を見て、由来が気にならないと言えば嘘になるだろう。また今日は"plum bird"(=bullfinch)である。

本屋ではとりあえず「英語教師のための英語史」の第4章を終わらせるために、岩波の「カンタベリー物語(中)」を入手し(上は売り切れだった)、長いと聞いていた、全部で60ページある「バースの女房」の前口上がマジで40ページであることに驚いたところである。チョーサー恐るべし。

来週も暑さは続くようだが、さらに熱い気持ちでがんばっていきたい。今日はこんなところです。

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