![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153040189/rectangle_large_type_2_a4f7e0dd1abbd071566b573d67d5431b.png?width=1200)
#90 地名に由来するが、その由来を知られていない英単語の謎
久しぶりのWord of the day.
ちょっと古いが、MWの8/31の今日の一言は、Byzantineだった。
The #WordOfTheDay is ‘Byzantine.’ https://t.co/KAC5UkAD1H pic.twitter.com/vEiKnziyzY
— Merriam-Webster (@MerriamWebster) August 31, 2024
Byzantineは、複雑で秘密裏、かつ理解し難いことを指す。Genius第6版では「権謀術数の」との定義が書いてあるが、実はこの単語、知る人は知るで、東テーマ帝国のことを意味する。
地名が元になった英単語
上記のByzantineのように、地名(国名等)に由来する英単語は、実は多い。昔、高校生のときによく着ていたダッフルコートのDuffleも、もともとはベルギーの地名に由来する。このような地名に由来する単語をtoponymと呼ぶが、結構その由来を知らない人も多い印象である。他にどんな例があるだろうか。日本語でもよく知られているtoponymsをいくつか挙げてみたい。
○ spa スパ ベルギーのリゾートSpaから。
○ peach ピーチ ペルシャPerciaから。もともとはラテン語「ペルシャのリンゴ」に由来。
○ Jeans ジーンズ イタリアの都市、ジェノバ Genovaから。GenovaはJanus(入口の神様)とも関連ありとも言われていることから、Jで綴られることもあったという。
○ Worcester (sauce) ウスターソース イギリスのWorcestershireから。
○ Sardine サーディン イワシのこと。イタリアの島、Sardegnaから。
上記以外にも、よく習うフレーズ Frankly speaking =「フランク人のように話す」=率直に話す、も地名(国名)が元となっている。toponymは面白いことがもう一つあるので、明日に続く。さて、なんでしょうか。
今日はこんなところです。