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恐怖に挑め、時空を越える力【圧力鍋】

扱いを間違えれば、死に至るかもしれない

私の圧力鍋の印象はそれだった。

普段の生活でそんなリスキーな状況を意識することはほぼないが、圧力鍋には、そんな迫力があった。

コロナ禍以降、料理が趣味のひとつとなった私。

ふいに、豚の角煮を作りたい衝動が訪れていた。

豚の角煮といえば、普通の鍋では2時間とも3時間ともいう時間をコトコト煮込むことになる。

しかし圧力鍋なら20分程度だという。

いったい何が起きているのだ。

私のそれまでの圧力鍋の知識は、煮込みに時短ができることと、強く取り扱い注意という言葉を発信していることだった。具体的な仕組みはよくわからない。

とにかく、警告の文章が怖い。すぐに開けてはいけないだの、パーツが劣化していない確認するだの、爆発するだの

・・・爆発?

そんな危険なものを家にお招きするわけにはいかない。と警戒していたのだが、料理にハマりだしていたこともあり、興味は尽きない。

そして何より、我が家にはちゃんとした鍋がないこともあり、購入へ至った。(普通の鍋としても使えると学んだ)

到着

パール金属社製、クイックエコという名の鍋をかった。お求めやすい金額である。

早速、説明書を読む、やはり注意書きが多い。

・ちゃんと水を入れる、空焚きをしない
・ノズル、蒸気のでる場所を塞がない
・圧力が下がってることを確認できるまでは絶対に、絶対に開けない

まとめるとこういうことらしい。

やはりどこか怖い、それぞれの注意を破ってしまうと、部屋ごと爆発してしまうのではないだろうか(なぜかガス漏れ爆発のような想像をする私)

とはいえ、せっかく買ったので挑戦してみる。材料をいれて、蓋をしめて、調理開始。

はじまってしまうと、鍋の中で何が起こっているのかは見えない。

徐々に、グツグツ、、という音がしてくる。



音、大きくない!!?

ピュー!!!!!!ピューーーー!!!!

え、、これ、、、これは、、

事故だ!!!!!(※通常動作です)

台所から距離をとる、身を低くして、爆発に備える。

蒸気が汽車のようだ、温度を下げる。

もはや鍋がはちきれんばかりの音を発しながら、力を蓄えているように見える。

一体、中で何が起きているんだ。。。

徐々に冷静さを取り戻す私。20分。IHヒーターを止める。

ここから、絶対に開けてはいけない。開ければ死が待っている。

私は鍋が見える場所のリビングまで戻り、息を整えながら鍋を見守る。

それから、どれだけの時間が経っただろう。

「カシャ・・・」

この音、説明書で読んでいた。圧力バルブが下がった音だ。つまりもう開けてもいい。

恐る恐る近づく、圧力レバーを下げる。もちろん手袋、低腰だ。

オープン、そこには、プルプルの角煮が出来上がっていた。

よし!ここまでくれば勝ったも同然、味付けをして、コトコト煮込む。

完成。

そこには、沖縄でみたような見事な豚の角煮が出来上がっていた。

私は、料理の味以上に、未知の恐怖に打ち勝った自分に満足していた。

この鍋の頻度はそこまで多くはない。まぁ、圧力鍋の登場機会なんてそんなもんですよね。

しかし、知識と経験を得るというのは楽しい。いつか、スペアリブにも挑戦したいと思う。


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