今日の本 21
集英社
たから島
作:スチーブンソン
文:宮脇紀雄
画:小林与志
noteを書いていて、次の言葉は何にしようかなあと、天を仰ぐ様なそんな様なことがあるのですが(ただ何も無い上の方をボーッと見るだけ)その時のちょうど目線の本棚にこの本が置いてありまして。いやね、どう考えても昔の本だし、子供向けなのですが、背表紙の「た か ら 島」の文字を見ると、どうしてもチャッチャッチャッチャ チャッチャッチャ チャッチャッチャッ チャッチャッチャッチャ...って脳が語りかけてくるのです。チャッチャッ チャ チャ チャチャチャチャチャチャチャ〜って。
♪「新宝島」サカナクション
違うのにィッッッッ!時代背景やら諸々全然違うのにィッッッ!
と、まあ、この様な経緯で読んでみました。ええ。
<あらすじ>
「ていとくかん」という宿屋の子供、ジム。ある日、宝の在り処が書かれた地図を手に入れます。同じ村に住む判事のリブシー先生らとともに宝探しに行くことに…
1966年発行のこの本。「母と子の名作文学」というシリーズの2巻目の様です。ちなみに後ろの方に、伯父の名前が書かれていたので、所有元はその辺なんだろうなあと思います。祖父母の家から持ってきた本なのでしょう。多分。まあ関係無い話ですhaha!
お話に入る前に、「みなさんへ」というものが書かれています。読者に向けて、訳者の宮脇さんからのメッセージです。「みなさんは、山が おすきですか。海がお好きですが。 」の語りはじめによって、一気に本との距離が近くなる様に感じます。ギューンと。
「みなさんへ」の同じ見開きページには、「刊行のことば」という、大人向けの文章も書かれています。ここの言葉たちに、この本に対する責任と誇りを感じました。文章を丸々載せたらチョサクケンとか、、色々問題あるのか、どうなのか。もしブブーという場合は教えて頂きたいのですが、共有したいと軽率に思ってしまったので写真を載せます。
とても面白く読み応えのある本がこの世の中にはたくさんあり、それぞれに色々な人たちの想いが詰め込まれていると思います。でもなかなかそういう感情に触れる機会が無いため、最後の「自信をもって…」のところで改めて実感しました。
低学年の子供達には少し読みにくい文章かもしれない「刊行のことば」。巻末にある《ご両親や先生がたへ》もそうですが、全てにふりがながふってあって、無駄に子供扱いをしないところに惹かれます。
この本に出てくるジム少年も、大人と同じレベルで宝探しに挑みます。何となく…全く同じ訳でも何でも無いけれど…コナンみを感じる…。未来少年の方。(さっきちょっと観たからかもしれない。)(影響受けやすいタイプ)
丸々、良い本に出会えた気がしてとてもウフウフしております。
読書の秋!!!!
今日の本、第21号、たから島
これにて。