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子育て中は逃げ場がないからこそ、長年の自分の課題と向き合う時期

湘南に暮らす心理カウンセラー 
渡辺サヤです

11月末までカウンセリングは満席となっております。

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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。
ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

『子育て中の寂しさの解消法』
相談者:りんかさん

2歳児、1歳児の年子を子育てしています。
夫は40代で激務で、毎日帰宅後の会話は少しだけ。
お互いに寝かしつけとともに寝てしまい、一緒にゆっくり過ごす時間があまりありません。
レス気味なのは仕方ないのですが、本当に寂しくて、気が狂いそうになってしまいます。

自分を傷つけたい衝動にかられます。
気持ちが重すぎて、言ったらとめどなく感情が溢れそうです。
夫に依存しすぎてしまいそうで、寂しいといえません。

自己充足についても考えていますが、結婚後や産後は、ライフワークがなにかわからなくなってしまいました。
家計を守っていたり、子育てしていると、自分が何にときめいていたのかわからなくなってしまいました。

根本先生のおっしゃる子どもの自分を想像するイメージワークをしてみると、子どもの自分が「抱っこして」とせがんできます。

こんな自分が子育てしているのも、大丈夫なのか、子育てする資格なんてあるのか、苛立ってしまいます。
なんだか八方ふさがりで。一人でふらっとどこかに行ってしまいたくなります。そんな自分が怖いです。

今まで自己破壊的に仕事やお酒、セックスで紛らわしていたような気がしますが、家庭をもち、子育てをしていると、それさえも難しく物理的に自傷行為をしてしまいそうです。

このとめどない寂しさとは、どう向き合えばいいんでしょうか。

りんかさん

毎日子育てや家事、お疲れ様です。
私も2歳差の二人の子供がいますが、子供達が幼稚園入学前までは本当にしんどかったです。
 
夫が単身赴任だった時もありましたから、1人で全てやっていた時がありましたが、不思議と、夫が不在の時の方が気が楽で、夫が帰ってきてからの方が精神的に辛かったです。

やはり、身近な人には依存心が出てきてしまうので、それは仕方がないことなのだろうな・・・
それが、夫婦であり、家族なんだろうなって思います。


◎子育て中はどうしても視野も行動範囲も狭くなりがち

当たり前ですが、子育てしていると時間があっという間に過ぎていきますよね。
たいしたことしていないのに、やることが沢山あって、子供を連れて外出する準備だけでもバタバタと大変なものです。
特に小さい子だとママにべったりで、遠出の外出は控える方も多いですよね。
そして、常に考えることが子供の食事や予防接種、通院、トイレトレーニングのことになりますから、世間の情報からも取り残されるような気持になりますし、夫とも会話がズレてしまうこともあると思います。

お互いに余裕がなく、自分の役割をこなすのに必死で、パートナーを思い遣ることを忘れがちになってしまいますよね。


◎子育て中は逃げ場がない!だからこそ自分と向き合う時期

今まではストレスが溜まったら解消する行動に移すことが出来ました。
しかし、小さい子供を育てながら、日々のストレスを解消するタイミングはなかなかありませんよね。

すると、なんとか今まで誤魔化してきた問題点と向き合わなければいけない・・・そんな状況に追い込まれたりします。

しかし、今までは自分の為だけに乗り越えればよかったけれど、今はりんかさんにはお子さんが二人います。
自分が倒れたら子供達に影響が出てしまう・・・
適度なプレッシャーを感じて、子供立ちの為にも自分の長年の課題に取り組む時期がきたのかもしれません。


◎自傷行為をしたくなるのは自己攻撃があるから。そのもとになる感情に向き合ってみて

自己攻撃をしていて、そのストレスを抱えきれなくなると、人は自分を痛めつける行動をしたくなるようです。
自傷行為の中には、不眠や暴飲暴食なども含まれます。

また、自分を攻撃させるような言動を無意識に周囲にとってしまうこともあるようです。自分は罰を受けるべきだ!と感じているとするならば、他人に自分を投影することになりますから、他人に対してもつい批判的な感情を抱くことが多いものです。
 
自分を痛めつけたくなるような衝動に駆られるときは、多くの場合、そこには深い罪悪感や無価値観といった感情があることが多いと感じます。
そして、ちゃんと出来ないと一気に自分への採点が低くなり、全てが嫌になってしまうような完璧主義な方も多いです。

>今まで自己破壊的に仕事やお酒、セックスで紛らわしていたような気がしますが、
家庭をもち、子育てをしていると、それさえも難しく
物理的に自傷行為をしてしまいそうです。

自分になかなかOKを出してあげられず、罪悪感や無価値観を感じたくないために、今まで刺激で誤魔化してきたのかもしれません。
 
よく、肩が凝ったなあと思ってマッサージに行くと、終わったとたんに腰が痛くなった、ということがあります。
これは、最初は一番辛かったはずの肩がほぐれたことにより、実は痛めていたはずの腰の痛みを突然感じるようになった、というもの。
腰の痛みは以前からあったものの、一番症状がつらい部分により、隠れて気が付かなかった、ということです。
この例と、似たようなことが起こっていた可能性が高いと思います。

◎完璧主義の方ほど育児は辛いもの

人は自分の思い通りにはならないものですよね。
ましてや子供ですから、言ってもまるっきりダメ・・・ということも多いですし、小さいうちは、親の言葉も理解できません。
 
真面目できちんとしている方ほど、「こんなはずじゃなかった」という気持ちに繰り返しさせられることにより、どんどんストレスが溜まっていくものだと感じます。
 
そんなときには「人生60点主義でいいんだ」とつぶやいてみてください。
そして、完璧主義を手放して生きづらさを手放す方法を、子供達が自分に教えてくれているのだ。と捉えてみましょう。


◎自分で自分を認めることが出来ないと、他で埋めたくなるもの

罪悪感や無価値観は、自分の心のタンクに穴をあけてしまいます。
心のタンクが常に愛やエネルギーに満ち溢れていれば、私たちは元気いっぱいのはずなんですが、罪悪感や無価値観があると、頑張っても頑張っても、穴が空いた状態ですので、愛やエネルギーが漏れ出てしまい、なかなか元気になれないものです。
 
すると、身近な誰かに何とかしてほしくなって、どんどんニーズ(欲求や依存心)が大きくなっていきます。
 
りんかさんが罪悪感や無価値観を少しでも手放すことが出来れば、身近な誰かに対するニーズも少しづつ手放していくことが出来るようになっていきます。
そうすると、そんなに寂しさも感じないかなあと思いますね。
 
そして、自分は今こんなことで苦しい思いをしながら頑張っているのだと、是非ご主人にも話してみてください。
ご主人も「自分だって頑張ろう」と思うかもしれませんし、何よりも、りんかさんがこんな辛い思いをしていることを気が付いていない可能性だってあるからです。
 
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育児ってみんながやっていることなので自分が楽しんで、しっかりできていないと感じると、「私はみんなにようにうまくできない」と自分を責めてしまいがちですが、世の中のお母さんがみんな頑張ってて凄いのであって、自分が駄目なわけではないのです。
だから、自分を責めずにきちんと労ってくださいね。
 
りんかさんが課題に向き合う際に手助けが必要でしたら私が伴走致します。
是非、公式ラインからご連絡くださいね!


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