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#02精神科医が伝えたいADHDが運転の際に気を付けたいこと


首が長くなるほど待った受診日。

診断書の様式を片手に
目の前の先生の目を見つめながら恐る恐る

「あの、、免許取りたいんですけど私大丈夫ですかね?」

辞めといたほうがいいんじゃないって言われたらどうしようと考える間もなく間髪入れずに

「いいよ、大丈夫!」

力強い返事が予想外でなんだか拍子抜けしてしまった。

同じように不注意とか大きな音がダメとか、そういう人でも相談せず免許取って運転している人はたくさんいるし、診断されてなくても運転している人も含めたら一定数はいるってことだからね。先に相談してくれてよかった。


先生も交通課の人と同じようなこと言ってる、と思った。
通院の日までリアクションが不安でたまらなかったからとにかく安心した。それだけ。


それでも不安は尽きない。
教習所には障害であることをもし伝えたとしてもなにか配慮を期待できるわけじゃないし、
こいつおかしいって思われたらどうしよう、事故ったらどうしよう、試験落ちたらどうしよう、、

自分の豆腐メンタルのために少しでも不安を少なくしておきたい。少しでもお守りを持っておきたい。

教習所通ったり、もし免許取れて運転するようになったらどんなことに気をつけたらいいですか
と訊くと

焦らないこと。

意識的に落ち着いて取り組むように気をつけること。

今日調子悪いな、疲れてるな、不安感が強いな、と少しでも感じたり誰かに言われたら無理に運転しないこと。

もし服用薬を変えたら一定期間は運転を控えること。
(薬になれるまで眠気が強いことがあるから)

集中力の持続が弱いからできるだけ長時間運転は避けること。
疲れたら運転をやめて一回休むこと。


とにかく安全運転、車間距離を取るとか基本的なことこそしっかり守ること。

どんなに気をつけていても、ぶつけたり擦ったりすることがあるかもしれない。
でもそれは特性で仕方がないこともあるから酷く落ち込んだり自分を酷く傷つけるほど責めたりはしないこと。

当たり前のことを1番忘れないように、意識して。


特性を理解してくれている先生の言葉は誰よりも信頼できて、わたしにはポジティブに聴こえた。



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次回
#03適性検査篇につづく

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karin
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