記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【FF14】黄金のレガシーでのヒカセンはどんな立場ならよかったのか?【妄言】

※今回は愚痴じゃないぞ(多分)。
 それを読みに来た人はブラウザバック推奨。
 あとドラクエ10ver2当たりのネタバレも注意!

 黄金のレガシー。FF14のフォーラムやらSNSやらnoteやらまとめサイトやらでメインクエストの内容に不満を漏らす人が(自分含めて)多いし海外でもやけに……新章開幕!の滑り出しとしてはいささか弱い。

 個人的に目につくのはやはりウクラマトに関すること。「ヒカセン(FF14主人公)が主役じゃない」「ウクラマトの添え物状態」みたいな声である。
確かにその通りだと思うし実際、ウクラマトのセリフ量を他キャラと比べると、怒りを通り越して笑えてくる。
※下記リンク先は各キャラ毎のセリフ量比較

 まあこれがFF14のメインクエストとして既に実装されちゃった(しかも差し替え不可な)以上、過ぎた事を延々とこねくり回すのも非建設的だろうと無理やり思う事にする。

 でも同社のドラクエ10の主人公は勇者(主役)じゃないのに受け入れられてるそうじゃん。今もサービス続いてるし。
 じゃあ「主役でない主人公のあり方」ってもっとやりようがあったのでは?と思う次第。

 そこでヒカセンについて

  • なぜ今回の扱いが受け入れられなかったのか?

  • ドラクエ10主人公(勇者ではない者)はどう活躍したのか?

  • ヒカセンがどういう立場ならよかったか?

 上記3点について整理して妄言を吐き出そうと思う。
またの名を事後孔明


なぜ今回の扱いが受け入れられなかったのか?

 自分はトライヨラでの固有の肩書きや役割が無かったからじゃないかと思っている。
 
英雄、(蛮)神殺し、解放者、闇の戦士と様々な呼び名で呼ばれてきたヒカセン。ところが今回のメインクエストではほぼほぼ「冒険者」と呼ばれるだけでウクラマトに至っては「お前」呼び。
 「当たり前だろエアプ。今回は英雄ではなくただの冒険者として新大陸へ行ったんだから当然だろ」
と思う人もいるかもしれない。

(中略)今回は王位継承レースの助力なので、主人公が主人公ではなくあくまでオブザーバーに近い立ち位置のため……

https://www.inside-games.jp/article/2024/01/08/151455.html

と吉田P/Dも言ってるしな。

 その通り。今回ヒカセンはウクラマトの協力者でありオブザーバーである。ただし、コンサポのためにぞろぞろと引き連れてるアルフィノ、アリゼー、クルル、エレンヴィルと一緒くたに「お前ら」「みんな」と言われるオブザーバーその1として。唯一無二の存在ではないのだ。

 他協力者と立場が同じなら扱いは同行してる仲間と(戦闘力の違いはあれど)ほぼ同じ。王の試練における固有の役割なんて勿論無いから、ウクラマトに話を振られたり頼られることも無い。
 それを踏まえれば、ヒカセンには引き続き他同行者達と一線を画する役割や肩書が必要だったのではないか?アルフィノ達と同列ではなくはっきり扱いを分けるべきだったのだ。
 自分はただの冒険者だし、と嘯いてもやはり自分にしかできない役割があって、おまけに周囲に「ヒカセンってすげー!(意訳)」って持ち上げられれば気持ちいいもんな。

 シナリオを描いた担当者は狙ってるかどうかは分からないが、ウクラマトと現地民とのやり取りなどのカットシーンを見返すと、ヒカセンがいまいち絡めておらず(試練のために働いて、ウクラマトの事を見守りながらそばでにっこり笑ったり顔を顰める程度)、選者に一目置かれることも少なく、「ウクラマトの協力者その1」に甘んじていた。こういうところもウクラマトのセリフ量が肥大化した一因なのでは?となんとなく思う。

ドラクエ10主人公(勇者ではない者)はどう活躍したのか?

 ドラクエ10はマジでエアプなので、ここはこいつに頼ろう。本当に申し訳ない。

 ここの記載を信じるとすると

  1. 「勇者の盟友」という勇者並みに稀少な存在で、勇者を支え共に戦った

  2. 賢者に「あなたが勇者の助け(盟友)となりなさい」と固有の使命を与えられ、主人公の頑張りのおかげで勇者が勇者として覚醒した。

  3. 盟友の盾、盟友の守りという勇者の盟友のみ使える力があり、それで勇者の命を救った。

らしい。じゃあこの「勇者の盟友」を仮に成功例として我らがヒカセンと比較してみるか。

1.全然ダメ。ヒカセン側は先述のように多少腕が立つだけの同行者その1だ。

2.も当てはまらない。ただの冒険者としてトライヨラを旅するという事は、当然ヒカセン本人とその土地・人との間に何の因縁もないのと同義であり、個有の役割や使命なんか無いに決まってる。
勇者の覚醒≒王の試練の突破の話においても「ヒカセン個人のおかげ」な所を見出すのは難しい。ヴァリガルマンダは弱体化してたしゾラージャ等の腕利きが揃ってたからここでも協力者その1。おまけにバクージャジャと決着をつけたのはウクラマト。
でもサカ・トラルで列車を改造できたのは、ヒカセンがあの地域の問題をあらかじめ解決してたおかげだし?列車で突撃する所はかろうじてヒカセンのおかげって言ってもいいのかな……?

3.これは当てはまる。ヒカセンにもその手の力はある!(超える力や光の加護)……今回は蛮神がいないから実質無いも同然だけどな!過去視も有効活用されなかったし!

 ……今回の冒険や王の試練でヒカセンって本当に必要だったのか?
比較してみるとヒカセンが居なくても、代わりに適当な戦力を1人見繕えば問題なかったのでは?ここまで書いてそもそもウクラマトは「腕の立つ戦力」が必要だったのだとようやく気付いた。
 だとすればヒカセンが運悪くシャーレアンにいなかったら別の誰かを連れてトライ・ヨラに戻ってて、しかもそれで問題なかったのではないか?

 とにかく勇者の盟友と言う成功例を踏まえれば、改善点は下記のようになる。

  • 唯一無二の肩書、役割が与えられる

  • 王の試練の突破に他の誰でもないヒカセン個人の働きが必要な設定にする

  • ヒカセン固有の能力(超える力、光の加護、アゼムの召喚術)で状況を打開するシチュエーションをもっと盛る

こんなところだろうか。

ヒカセンがどういう立場ならよかったか?

 代案なんて知らねえよ何とかしろしてくださいFF14シナリオチーム
 
……ベタな所で挙げると王女の指導者かな。指導者って呼び名はちょっと普通だから「教導者」とか。センスが無くてごめん。ほら、現実でもチューターとかガバナーってあるじゃん?
 アルフィノ達は協力者。でもヒカセンだけは王族を教え導く師として別格の扱いを受ける役割ならどうだろう。
 アリゼー辺りに
「アーテリスを救った英雄が、まさか家庭教師をやるなんてね!」
なんてからかわれそうだ。
 アルフィノは
「きっと務まるとも。私も傍で沢山の事を学んだからね」
って微笑みながら歯の浮くような励ましをくれるし
「おや、それでは二人目の『先生』が暁に誕生したという事ですね」
と若干ズレた喜び方をウリエンジェ大先生はしてくれると思う(妄想)。

 グルージャジャ「一番下の娘、ウクラマトにも王の試練を受ける権利はある。だがあいつは兄たちと比べてあまりにも未熟すぎるから、師として仰ぐべき目付け役を連れて行かせる!それがお前だ、冒険者!」
とか何とか言われて半ば強引に同行させられる。
 ウクラマトの態度も友達や家族相手みたいなソレを改めさせる。
例えば呼び名を「お前」ではなく「先生!」「師匠!」とか言わせて敬意を持たせれば、こちらの気分はよくなる。
 それで事あるごとに彼女に頼られて時には厳しく、時には優しく励ましながらヒカセン(師匠)とウクラマト(弟子)の二人で現地民が課す試練に立ち向かっていく……みたいなシチュエーションが生まれると思うんだけどどう?(自信無さげ)
 ウクラマトを主役として扱いながらもその主役に敬われ一目置かれるポジションならまだマシなんじゃないかな?

 そうすれば先生先生って助言を求めまくってたウクラマトが、やがていい意味で未熟さを解消して独り立ちしていく……などの話が作りやすくなり、精神的成長が分かりやすくなる。

 なんならヒカセンのことを魔法でも呪いでも使って「師匠兼生ける鍵」にしてもいい。
 例えば試練を終えるかリタイアしない限り決して外れない腕輪をグルージャジャによって強引に着けさせられる。石板ではなく腕輪の台座に7つの石をはめ込めば黄金郷の扉を開く鍵となる……ってすればヒカセンの教えを受けて成長し、共に黄金郷にたどり着かなければ王になる資格は得られない、ってなるしウクラマトと同行するためのちゃんとした理由に……なるかもしれない。

 とするならオールドシャーレアンに来るのはウクラマトじゃなくてグルージャジャが適任かな。こうまでするならウクラマトは徹底的に世間知らずにした方がよかったと思う。
 凄腕冒険者の事を風の噂で聞いて連王自らシャーレアンへと赴きヒカセンと刃を交え、その実力を認めた後は娘の師になってくれと頼み込む場面にしてもよかったかもしれない。誰だよこいつ。

 更に駄目押し。
 加えてヒカセンの能力を活用する場面を盛って伏線も張ればいいんじゃないか?
 例えばアゼムの召喚術を使わせる場面をもっと用意して(ヴァリガルマンダ絡みの戦いとか)
 ウクラマト「英雄と呼ばれた師匠(先生)でも一人で戦えるわけじゃないのか……」
って気づかせて友の試練を突破するヒントにしたりね。……ちょっと無理か。
 または過去視で存在を感知した暗殺者から彼女をかばって傷を負う場面を用意するか?
 ウクラマトの未熟さを表現し、そこから奮起して師匠のために頑張ろうとするイベント(治療のため特殊な薬草を採りに行く)の下地が用意できるのでは?ウクラマトもプレイヤーから好感を得る機会が増える。
 おおっ!なんだか行けそうな気がする!

 ……わけないだろ!いい加減にしろ!!
あのガタイの王女に教師役を付けるとか絵的に情けなさすぎ!!

 やっぱり↓の「ウクラマトをロリにする」というのは、冗談のように見えても一番わかりやすくて現実的な回答なのかもしれない……。

まとめ

・ヒカセンに特別な肩書と役割を与えるべきだった

・ヒカセン自身の働きや能力が必須となる場面をもっと盛るべきだった

・ウクラマト、ロリになれ

以上!

いいなと思ったら応援しよう!