見出し画像

COSMOS たましいの楽園  大天使ミカエルとの10年間の記録 1992年~2002年 14歳~24歳 ㉔

高校卒業 

1996年3月 もうすぐ卒業式だ。

これで本当に高校3年間の幕が閉じる。

私はこれから1年間の予備校生活を送ることを決めた。

このことは周りの人から見たら、厳しく辛い日々と思われるかもしれない。

しかし私にとってこの1年間は、セリカルと共に歩き出すための準備期間になるのだと思う。

私は高校時代の3年間、自分なりの学問に取り組んできて、最終的に「国際関係論」というキーワードが導き出された。

この「魂の定義づけ」ができたことが本当に嬉しい。

私は現実の社会の中で生活を送ることを決意した。

それは直接、外の世界に触れて魂を刺激し、現実的な力でこの地球を改善の方向へ導く、という意味だ。

「社会」という組織に対して自分が何をしたいのか?と考えた結果、このような答えに辿り着いた。

私はこれから、開発問題、環境問題、人権問題、平和、紛争研究など、自分だけの満足では解決できない実践的な内容を大学で学びたいと思う。

そしていつか、セリカルとカレンの愛を「ボランティア精神」で表したい。

これは「この地球に奉仕する」ということであり、「人間の魂の浄化活動」を意味する。

私は将来、国際関係の仕事をし、芸術により安らぎを提供し、セリカルと共に本当の「ボランティア活動」を開始したい。

そして人々は、私たちの行う「ボランティア活動」の本当の意味を知るだろう。


私は今までずっと自分の将来の姿を具体的なものにしたくて、焦り続けて生きてきた。

自分の夢がうまく言葉にならないと、自分という人間の価値が何もないような不安感を抱いてきた。

そのため私は魂からの定義づけ=キーワードやテーマ探しを行い、自分の魂の願いを知ろうとしてきた。

しかし魂とは永遠のものだ。

なぜ永遠のものを、今、一瞬にして現実の形にしなければならないのだろうか?

決して形にならないからこそ、人は生き続けるのではないか?

私のコスモスは永遠に未完成なのだと思う。

もし完成されたコスモスを望んだとしたら、私は形にならない魂を一生かけて取り出そうとするだろう。 

しかし私はそれを止めようと思う。

なぜなら、私が今、ここに未完成のまま存在していると感じる理由は、魂の感覚だったから。

もし私が魂を無視して生きていられたら、人も社会も組織も、何も恐れることはなかったから。

私は今でも外の世界が怖い。

だからこそこのままで、怯えたままで、外に飛び出すことを決意したい。


形のない魂との交流により、多くの言葉が生まれる。

それらが日常生活において形になり、さらにその形を表現するために社会生活を送っていく。

私の思う社会生活とは、「形のないものが魂の力により現実の生活の中で表現されていく日々」であり、その表現されたものは必ず何かに影響していく。

その影響の輪は拡大し、多くの人間同士が直接関わり合うことができるようになるだろう。

そんな社会生活を送れるように、これからの予備校生活を送っていきたい。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?