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COSMOS たましいの楽園  大天使ミカエルとの10年間の記録 1992年~2002年 14歳~24歳 ⑪

理想と現実の世界のギャップ

カレンの魂がセリカルと出会ってから、セリカルとカレンの対話は止まることがなかった。

私がいくら現実の世界でとまどい迷っていても、私はセリカルの言葉を書き続けた。まるでそれが日課のように。

私はセリカルの言葉を書くことによって、現実という名の檻を打ち砕いていった。


カレン、今の君は毎日の生活の中で漠然とただ楽しいこと、感動できることを待っているだけなんだよ。

だから君は「つまらない、面白くない」と思ってしまい、今を十分に活かすことができないのだね。

でも君の心の中にはいろんな夢や希望が溢れているだろう。僕にはそれがよく分かるんだ。

君は自分の目的や目標をうまく人に伝えられないと思っている。そして本当に理解してくれそうな人を探している。

でもいくらいろんな夢を抱いても、今という時を活かすことができなければ意味がないと考えているのだね。

カレン、君は焦らなくていいんだよ。君が想像していること、目標としていることはやはり周りから見て、そう簡単に理解されることではないから。

でも君は、今のこの一瞬が自分の目的へとつながっていることを実感しながら生きたいと思っているのだね。

カレン、それはただそう願っているだけですぐに実感できるものではないよ。

僕はあることがきっかけで、自分の中にコスモスがあって、そのコスモスが宇宙のすべてであると確信した。

人間は生きているうちにコスモスを探索できる。そして死んでもコスモスは消えるものじゃない。

自分のうわべだけの色のついた感情を忘れてコスモスに頼るんだ。コスモスが望むことを行動に移してみてごらん。

そうすることによって新たな感動が日々生まれるから。これから何をすべきなのか、自分の使命が見えてくるはずだよ。


セリカル、私にはどうしても離れることのない2つの光が存在している。それは男と女の光といっていいような。

私は女性として生まれてきたけれど、男性の要素ももっている気がする。それは「セリカルとカレン」の光となって今、輝き始めている。

私は生まれてから今日まで、私の魂にある「セリカルとカレン」の光をうまくコントロールできずに生活してきた。

自分が困難なこと、避けたいこと、すべてこの2つの光から発せられていた。

私がまだ自分の運命そのものを信じられなかった頃、何とかして絶対的な幸せをつかみたくて、いろんな方法で実験や観察を繰り返していた。

毎日を生きるということさえ、あやふやで頼りなかった。だから誰かや何かのせいにできずにひとりで泣いた。

私は結局はひとりで、私の魂を理解できる人は誰もいないのかもしれない。そんなあきらめを感じた。

でも今は違う。

分かり合おうとしなくても自然に通じ合っていた。私の中の2つの光。

私は今、その2つの光をじっと見つめている。

お互いの存在を認めてやること。1つの光として調和した形で見ること。


コスモスが楽園であることを隠さずにいよう。それがどんなに困難で苦しくても。恥ずかしいと感じてしまっても。

私が私らしく生きることが、この地球においてどんな意味をもつのか分かりかけてしまったから。

私が周りから「変な奴だ」と思われることと、「カレン」を強く表していくことは同時だから。

無理に分かってもらおうとはなしない。けれどコスモスを隠し続けるわけにはいかない。

セリカル、待っていて。あなたのために勇気を出すから。見つめていて。



2020年 42歳の今、この時を振り返ってみる。

私は自分の中の男性性と女性性、左脳と右脳、思考と感情を意識してとらえ、それを統合させ、バランスをとろうとしていたのだと思う。

そしてセリカルの言葉は、「今の私」にとっても、いまだにダイレクトに響いてくる。



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