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読書メモ『赤と青とエスキース』

表紙に惹かれたのがきっかけだと思う。以前から気になっていて、写真フォルダ見返している時に気になったので読むことに。



印象に残った言葉①

なんだってそうだ。スタートさせるのは思いのほか容易なことで、おしまいはいつも、あっけない。難しいのは、続けること。どこが最終地点なのかわからないまま、変わりながら、だけど変わらないで、ただ続けること。

『赤と青とエスキース』p6

なんか共感できたんだと思う。終わりが見えないまま続けるのってしんどい。不安に耐えられなくなってしまったことがあるなと。

変わることも変わらないこともあって、続けていくってどういう感じなんだろう。


印象に残った言葉②

「そのときに歳を重ねた自分のこと悲しく思わないで、誇りを持てるように私はなりたいの。あの頃はよかったなぁって嘆くんじゃなくて、箱の中にいる若い私にちゃんと胸が張れるように」

『赤と青とエスキース』p40

誇りを持てるように生きていきたいなと思った。過去にとらわれるのではなく、今ある状態を見つめて、自分と向き合っていく。

印象に残った言葉③

「とにかく、生き延びなさい。それだけでいい。そうすれば、いずれイギリスでもフランスでも、どこでも行ける。たくさんのことができる。リリアルと関係あってもなくてもね。でもそれは今じゃない。時期がくればとはいろんなことが変わっていくわ。いつまでも同じ状況なんて何ひとつないのよ、あなたも私も世の中も」

『赤と青とエスキース』p196

いつまでも同じ状況なんてひとつもない。状況は変わっていくもの。いつまでも、永遠に続くように感じられる時間にも終わりはある。その中で何をせず、何をするのかは自分で決める。

状況の変化に対応できるように。





やっぱり本読むの好きだなと思った。時間を気にせずに没頭できる時間があるって幸せだなと思う。さて、次はどんな本を読もうか。

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