どうやって、だれかの役に立つ?#115
「役に立つことの、ハードルを下げる。」
と、コルクラボの文化祭で、カフエマメヒコの井川さんが言った。
ずっとずっと、一人でい続けられればいいけれど、だれかと一緒にいることになった瞬間から、だれもが、
「自分が、いま、どのくらい役に立つのか?」
がどうしても、気になりはじめる。
人並みに話せたら第一段階突破、周りに影響を与えられたら第二段階突破、みんなができないことができたら第三段階突破。
自分ができることをひとつでも多く増やしては、ひとつでも多く役に立つ回数を、増やしてみたりもする。
そうやって、役に立つ数がひとつでも多くなれば、やっと、その場所にいていいんだと、自分で自分を納得させられるようになる。
「でも、自分よりできる人が、新しく出てきたら?」
また、一から積み上げ直すプロセスの長さに、少し目がくらんで、必要のない不安だけ積み重ねてみる。
読んでくれた方、ありがとうございます。ほんとは、道端に落ちてるゴミを拾ったら、世界の役に立ってるはずなのにって、自分にちょくちょく、言い聞かせてみたりする。
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