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#詩
夏の終わり、ノスタルジィ【詩】
終わりゆく夏の匂い
貴方との思い出
胸が苦しくなった
貴方の浴衣姿
分け合って食べた綿飴
共に見た花火
全て瞼の裏に焼き付いて
ずっと夢見てたの
どうか寿命の彼方まで
貴方の側に
貴方は何も言わず
煙になって消えた
あの日と同じ夏に
どうして、とか
聞いても野望なの
知ってるんだけど
貴方は消えた後に限って
夢で会いに来てくれない
ノスタルジィ
もうすぐ季節が
拝啓、戦う君へ【詩】
--君に伝えたい事があるんだ。ちょっとだけ話を聞いてほしい。--
あのね。
「僕はいらない人間なんだろうな」
そんな風に悩んだ時があってさ。
「いっその事死んじゃえばいいのかな」
そうやって腕を傷つけた。
他人の目が怖くて独りぼっちの僕は
画面の向こうの君に出会った
君は沢山の病気に囲まれて
余命が1年半しかない
でも君は生きた
残り少ない生を楽しむために
でもね。
「も