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ゆとりが教師を目指すまで*前編

初めまして、ゆとり先生と申します。
初投稿のnoteに目を通していただきありがとうございます。

軽く自己紹介
小中高をゆとり教育で過ごす。
大学卒業後、夢だった『教師』になり
地元兵庫の中学で3年間勤務する。
いわゆる教育困難校で
月の残業が200時間を超え
土日も部活に追われ、気づけば月曜が始まる…
そんな日々に心を病みかけ、転職を決意。
昨年、教員採用試験を受け2度目の合格。
現在、高校教師となり自分を大事にしながら
心と時間にゆとりのある生活を目指し教育活動に励んでいる。

今後noteを投稿するにあたって、まずは
僕が教師を目指すまでの話をさせて下さい。

平成6年生まれ。兵庫の田舎で育ちました。
小2からゆとり教育が始まり、義務教育のほとんどをゆとりで過ごします。
両親が教員だったこともあってか、その頃から漠然と教師になりたいと考えていました。

高校でもその思いは変わらず、どうせいつかは地元で教師になるんだし、せっかくなら一度ぐらい東京で生活してみたい、と思い
東京の教育大学へ入学します。

大学では、絵に描いたような大学をライフを過ごします。

200人が所属するアカペラサークルに入り、
都心のスターバックスでアルバイトをし、
大学の友達と飲み会三昧の日々を楽しく送っていました。

そんな生活を続けた大学3年生の夏、大学のカリキュラムで付属小学校の教育実習に参加します。

とうとう教師という職業を体験できるぜい!と胸を高鳴らせ参加した教育実習。


この教育実習で僕の教師へのイメージが大きく変わることとなります。 



実習が始まり、、、
いや始まる前から感じていたことがあります。

指導案(授業の台本みたいなもの)
書くのしんどいいいいい

なんで左側こんな堅苦しいこと
書かなあかんのおおおおお

この左側見て誰が嬉しいのおおおおお
(左側は上の方の画像です)

もっとラフに授業させてえええええ
*もちろん左側も大切なんですが、当時の僕には理解できませんでした

画像1

画像2

んー、懐かしいですね。大学3年の自分。
あの時は自分なりに考えてたつもり笑

いざ実習が始まり、
子どもたちをかわいいと感じる余裕よりも
次の授業の準備や、授業の研修、宿題点検、
実習日誌の記入(これが一番いや)など
時間に追われ、気づけばあっという間に3週間が経ち実習が終わってしまいました。

確かに子供たちは可愛かったし、授業はヘタなりに工夫もした、お別れムービーも徹夜で作って手応えもあった。
自分なりにはやり切った達成感がありました。


でも・・・

なんか思ってたのと違う・・・

そう感じてしまいました。

このまま教師になっていいのか?
それ以上に自分に合っている仕事はないのか?
教師よりも給料のいい仕事だってたくさんある。
そもそも教師って頭の固い人多くない?


教師を否定する言葉が頭の中を駆け巡ります。


それから毎日の様に近所のスタバに行っては、
自分が本当に教師をしたいのか確かめるべく
教師に感じる魅力教師ではない職業の魅力を戦わせていました。



そしてついに決着が着きます。




僕は教師という選択肢を捨てて就職活動を始めることを決意しました。 


だってそりゃそうなります。
僕が教師を目指したきっかけは、親が教師で小さい頃に僕もなろうと漠然と思っただけなんですから。


教師を目指す、明確な理由なんてありませんでした。でもそんなこと1日もスタバで考えてたら誰だって気づきます。


でも何日もかかってしまいました。


理由は「教師になろうと思っていた十数年の時間」です。 


このかけた時間の長さが厄介でした。

小中からずっと教師になろうと思い続けた自分

教師になるために大学まで進学した自分

自分の全てを否定するようで、恐ろしかったんです。


僕は先生になりたい!うん、絶対なりたい!

そう言い聞かせて、自分をコントロールしようとしていました。

<心理学的に、人は自分がかけた時間や努力、お金を無駄にしたくないという思いがあり
それにとらわれて、合理的な判断ができにくくなるそうです。>
(サンクコスト効果またはコンコルド効果)


まさに僕はその、サンクスかコンドルかなんかのせいでずっと自分を見失っていたみたいです。。。

くそうぅっ・・・


兎にも角にも、過去の自分とお別れをして、
一歩踏み出すことができる様になりました。



いやー、無理して教師にならなくて良かった。


え、お前教師なったんちゃうん??
そう思われたと思います。

その話は次回させて下さい。

次回!後編!
ゆとりが教師を目指すまで

最後まで読んでいただき、
ありがとうござました!
毎週更新しますので、
是非フォローの方お願い致します!

今回はここまでとします。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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