マイクラをする我が子がかわいすぎる件
今回のお話は、『マインクラフト』、略して『マイクラ』というゲームを知らないと話がわかりづらいこと、ご了承ください。
二人の子どもがマイクラという
ゲームに夢中だ。
このゲームは他のゲームと違って、
プレイヤーが自由に行動するゲーム。
建物を作ったり、フィールドを冒険したり、
アイテムを集めたり、地下を探検したり。
私も子どもと一緒に始めたのだが、
やりたいことが多すぎて、
あっという間に時間が経ってしまう。
決められたゴールがない分、
子どもはすぐに飽きてしまうと
思っていたのだが、
二人ともどっぷりはまってしまった。
次男は特に目的がなく、
目につくものを声出しながら
プレイしている。
「キノコ掘ってまーす」
「牛さーん、待ってー」
「夜でーす。見えませーん」
一方、長男は、さすが小学生、
家や映画館などの建物を作ったり、
ブランチマイニングという手法で
貴重なダイヤを探したり。
目的を持ってプレイしている。
『HikakinGames』という
YouTubeのチャンネルで
予習しているだけあるようだ。
私がプレイしていても
「そんなことも知らないの」
と上から目線で口出ししてくる。
他のゲームであれば、
ちょっと進行に詰まったとき、
私にコントローラーを渡し、
「先に進んで」とお願いしてくるのだが、
このゲームでは、コントローラーを
絶対に渡そうとしない。
剣やツルハシを手に、
フィールドや洞窟の中を
勢いよく走り抜けていく。
「いくぞー。どけどけ」
長男が、これほど自信に溢れている姿は
これまでなかったように思う。
なんだ、ゲームの世界ではもう親離れか。
まだ仕事が残っていたので
2階の自室に向かう。
それからしばらくして、
誰かがドアをノックしてきた。
仕事中は決して私の部屋に
入ってこないはずの長男だ。
涙目を浮かべている。
「何? 父さん、仕事中だよ」
「お父さん、お父さん、出られないよ……」
なんのことだか、わからなかったが、
仕事を中断して、リビングに降りる。
まだ、マイクラをやっていたみたいだが、
テレビを見ると画面は真っ暗だ。
どうやら、後先考えず、
地下に穴を掘り進めていたところ、
迷子になって地上に
出られなくなったらしい。
明かりを照らす松明もなくなって、
辺りは真っ暗だ。
しょうがないやつだ。
よしよし、
今出してあげるからね。
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