疲労を抜くためのランについて
昨日2月27日(月)は、「大阪マラソン」で疲労困憊した翌日で、さすがに全身あちこちが痛み、家の中を歩いていても、ヨタヨタとしていたのだが、本日2月28日(火)は、だいぶ元気を取り戻しつつある。
疲労を取るためにもランニングをした方が良いという話を前に聞いたことがある。アスリートが、試合の翌日を完全オフとはせず、軽いジョグなどでカラダを動かすのは、疲労回復を促進するためなのである。
負担のない程度のランであれば、第2の心臓である「ふくらはぎ」の筋肉が収縮と伸展を繰り返すことで血液の循環を促し、カラダの隅々まで栄養と酸素を行き渡らせて、疲労回復を促進するのだという。
というわけで、勇気を奮ってというのは大げさとしても、ちょっと頑張って軽いランニングをすることにした。
無理しないペースで、ほんの5キロほどである。無理せずにソロソロと走ったら、いきなり1キロ7分ペースであった。やはり、まだ全然疲労が抜けていないのであろう。それでも走っているうちに、だんだんとカラダがほぐれていき、軽くなっていくような気がした。
ネットで検索した情報によれば、60代以上のフルマラソンの完走タイムは、男子は5時間01分ほどで、サブ4の割合は12.9%、サブ5の割合は49.8%とのことであるから、少なくとも「半分よりは上」に入ったのだと楽観的に評価したいと思う。
しかも「完走」タイムである。そもそも60代以上でフルマラソンを走ろうなどと無謀な企てを実施して、かつ完走できる人が60代以上の人たちのうちの何パーセントいるか知らないが、普通に考えれば、完走しただけでも、しばらくは「プチ自慢」くらいはやってもバチは当たるまいと思う。
でも、ガーミンの1キロ当たりのラップを検証すると、僕の課題は明らかである。
前半のペースをずっと維持できれば、4時間ちょっと、少なくとも4時間半以内で走れたのであろうが、20キロ過ぎでペースダウン(1キロ6分半ペース)、30キロ過ぎでさらにペースダウン(1キロ7分ペース)、35キロ過ぎでさらにさらにペースダウン(1キロ7分半ペース)と後半がヘロヘロなのである。
長い距離を走るトレーニング、強度の強いトレーニングを組み合わせていかないことには、単に漫然と走っていても、これ以上の進歩は期待できないと思われる。
年齢を考えると、何もしなければ退化するだけである。とはいえ、やみくもにハードなトレーニングをすると故障するであろう。トレーニングの効率性とか効果に対してもっと意識的になる必要があるということになる。
マラソン完走直後は、「もうフルマラソンはいいかな」と思っていたのだが、翌々日になると、また次も走ることを考えて、あれこれと構想を練っている自分に驚かされたり、呆れたりする。
ランニングというのは、一種の麻薬であり、中毒性があるのかもしれない。