兎角日記〜食事治療がある人のダイエット〜
こんにちは。
硫化カピバラです。
晴れた日の空を見上げると
筋雲が少しずつ増えてきましたね。
食欲の秋が目前なわけですが、
以前書いた通り、
順調に太っております。
カピバラにとって焼き芋は
目が眩むほど甘美な蜜でした。
文学的に語っても脂肪は消えません。
深刻な問題です。
僕の肥満史を振り返れば
小学校5、6年生から始まります。
当時流行っていたバスケットボール漫画に
憧れて、成長期は食べれば食べるほど
大きくなるという言葉を鵜呑みにして、
食べに食べまくりました。
しかし僕の場合、第二次性徴に入るのが
周りの子よりも早かったのです。
周りの子がぐんぐん背が伸びる頃には
僕の身長は止まっていました。
今も小学4,5年生のころから
身長は一切変わっていません。
しかしちゃんと大きくなりました。
横が。
中高は家に帰ってから
トランペットの練習に明け暮れていたので
運動をする時間は確保できませんでした。
……言い訳ですね。
正直に話します。
代謝異常者にダイエットはきつい!
まず最近耳にする
食べて痩せる
ですが、まず僕の場合これが不可能です。
基本的に食べて痩せる、は、
高タンパク、低脂質の食べ物を食べる
という意味です。
僕の場合タンパク質の摂取に制限があるので
この方法は、毒をもりもり食べましょう、
と言われているのと同じです。
当然却下です。
ちなみにダメ押しのような情報を追加すると
代謝異常の治療薬は、
僕の病気の場合、現在で日本で扱っている薬が
乳児向けのもので、星人が飲むにはハイカロリーなのです。
脂の塊のような薬を1日200g、湯に溶いて
グビグビ数回に分けて飲むのです。
ハイカロリーをグビグビ。
赤ちゃんが泣き喚いたり、動き回ったり、
大きく大きく成長するのに十分なくらいの
ハイカロリーをグビグビ。
では運動は?
ここで難題その2です。
タンパク質を制限していると
体にエネルギーを蓄えておくことが難しくなります。
低血糖を起こしやすいと言われればイメージしやすいですが、
そこまで行かなくてもとても困っています。
所謂「疲れやすい」のです。
ここから先は僕個人の問題に
さらに踏み込んでいきます。
僕の場合発達障害もあり、日常での心身の疲労は
健常な方よりも遥かに抱えやすいです。
片道2時間の通勤、
職場での上司や同僚、子供達とのコミュニケーション、
その間も付きまとう食事治療と
低血糖対策。
薬を使って集中力を保っていても
正直限界です。
加えてまた書きますが、
薬はただパワーアップするだけでなく
体力の前借り、という表現の方がしっくりきます。
つまり休みの日の体力を前借りしてウィークデーは
働いているわけです。
ツケが回ってきて
休日は死んだように眠っております。
そんなライフスタイルで、
どこで運動をすれば良いのでしょうか?
自分に必要なだけの睡眠時間を確保し、
現状ある体力でできる範囲の運動などほぼ皆無です。
そんなわけで順調に体重が増えております。
とりあえず学校での階段の登り降り、
駅での階段の登り降り、
あとはお通じの管理は意識してみようと思います。
まあこんなことで痩せるか?と
思うのですが。
諦めがちになりながらも
少しずつできることを見つけてやれたらな、
と思います。
硫化カピバラ