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『自分を知る』~本音が分からない~

寒くなってきましたね。皆さん、ご機嫌いかがですか?

さて、突然ですが、皆さんは、自分の本音を知っているでしょうか?

「もちろん、知っているさ」と聞こえてきそうですが、ちょっと立ち止まってみてください。


本音ってなかなか、分からないものなんですよ。知っているつもりでも、本音は実は何層にもなっているのです。

玉ねぎのように、何層にもなっていて、その中心にある本音に気づいている方は非常に少ないのです。


どれも本音なのですが、一番奥にある本音を出すと都合が悪いから、人間は隠していきます。


その結果、自分が何を考えているのか、何を感じているのかさえ分からない状態になっていることにも気づかずに人生を過ごしてしまいます。

そうなると、問題が起こります。


この地球の大いなる仕組みは『自分を知るため』にあるので、本音に気づいていないと、


「それはあなたではないですよ。」というお知らせしてくる出来事が来てしまうのです。



この世的に推奨されている【いい人・穏やか・人の為に生きる・感謝】などをしていても、仕組みは騙されません。

確実に自分を知らせる出来事がやってくるのです。

「あんなに、いい人が、なぜ、あんな目に合うんだろう?」

とか、

「人に好かれているのに、なぜ、トラブルに合っているんだろう?」

など、思った事はないですか?


私は、そういう方々を見ていて不思議でした。

なのにいっぽうでは、感情をあらわにして怒っているのに、元気で明るく、楽しく過ごしている人を見て不思議でした。


私は人を怒ったり、正直な思いを言ってはいけないと思っていたのです。相手を怒らせたら、自分が不幸になると思っていました。


『相手の良さを見つけ、穏やかに過ごし、苛立たず、感謝をして生きる。そうすれば神様は見てくれていて、いい事が起こる。』


真剣にやっていましたが、事実は、毎日毎日、ムカつくわ、イラ立つわで大変でした。


その本音を瞬時に隠し、おさえ込み「いい人」を演じて生きてきました。


なのに、嫌な出来事ばかり起こるのです。


弱った私は、占いに行き、人生を見てもらい、ある占い師から


「う~ん。名前が悪いのかも。改名した方が良いですよ。」


私は、もうそれしかない!と思ったのですが、せっかく親から頂いた名前を変える事に躊躇し、友人に相談すると

「お前は、バカかっ‼」

と、一喝されて、目が覚めました。



もうそんな判断もつかないほど、重症になっていました。どこまでも、他のせいです。

自分のせいだと思ってもいない恐ろしさです。


本音を隠し続け、瞬間で、イイとらえ方をする訓練を積んだ私は、24時間、相手を否定できる評論家になっている自分に気づかないで生きていたのです。


自分は穏やかだと思っていましたし、友人からは「カピバラちゃんは、笑顔しか見たことないよね~」と言われてきた事を


「素晴らしい人だね~❣」


と言われているような感覚になっていたのです。


穏やかで、笑顔しか出ない、まるで聖母マリアのような自分。あとは旦那さんを見つけるだけだと。

この素晴らしい女性を見初める殿方は、一体、どれほどのブラボーな人がくるのだろうかとワクワクしていたのです。



毎度の事ですが、当時の私をケリ飛ばしてやりたいですが、ケリ飛ばされたとしても、きっと目を覚まさないでしょう。😔


恩師からも、「本音を出せ」と言われてきたのですが

「本音かぁ。でも、私、本当に怒る事ってないんだよなぁ。穏やかじゃないかなぁ。ここは、ムカつきを探したくても、ムカつかないしなぁ🤔」


そこで、妹に確認しました。ほとんど、怒る事がない私ですので、万に一つあったとして、「どこで怒ってた?」と聞きたかったのです。すると妹は


「あんた、いっつも怒ってるよ。う~ん。怒ったとこしか見ないっていうか、とにかくいつも怒ってるやん。『くそったれ!』って、よく言ってるよ。」


はぁーーーーーっ?


なんだって?しかも、なんて汚い言葉を吐いているんだ。妹の前で、そんなに怒っていたのか?

そうか、妹には気を許し、怒りの感情を封印することを忘れていた。なんてこった!最悪じゃないか!怒ってはならないのにぃーーー!



一体、どういう教育を受けたら、こんな勘違いをしていくのか、自分でも不思議です。


ですから、恩師の前でもカッコをつけて、穏やか女性アピールをガンガンにしてきました。

全部、バレていたのに、恩師はいつも、自分で気づけるように伝え続けてくださっていたのです。ありがたいし、恥ずかしい過去です。


事実、私は気性が激しく、怒ったら、その方を引き裂きたくなり「断末魔の叫びを味あわせてやる!末代先まで呪ってやるっ‼」


という決まり文句を言いたくなります。ドラマの見過ぎです。最近はこういうセリフは古いかもしれませんが、事実、ねちっこいので、執着心があります。


こんな自分が、自分の持っているクセであり本音です。これを『おだやかマリア様』だと勘違いしていたら、どうなると思いますか?


「あなたは、マリア様ではないですよ。ねちっこく、気性の激しいキチガイですよ」


というお知らせが来るのです。

だから、いちいち怒る場面が来てしまっていたのです。

その感情を出していたら自分に気づけていたのに、とにかくぶりっ子をして隠した結果、空虚さと虚しさ。能面のような顔で生きる自分になっていたのです。


恩師から

「あなたは、能面のようだね。感情を出せ。出してないから、自分が分からないんだぞ。あなたは怒りが目に出るんだよ。」

と、伝えてくださいました。



この「いい人病」「おだやか風」など、常に自分を作りまくって生きてきたので、自分が楽しいのか、悲しいのか、怒っているのかも分からなくなっていたのです。

母と妹の前だけでは、自分を出せていたのです。

自分を出せないことが苦しくて心に穴が開いていたのだと、恩師と出逢い知れたのです。


どんなに隠しても、作りまくっても、周りにはバレています。自分だけが隠せていると思っているのです。


また、隠しつづけてしまうと、本当に勘違いして生きてしまいます。


どう見ても毎日、イライラしているのが分かるほど、眉間にシワを寄せている患者さんに


「怒りは出したほうがいいですよ。体がストレスを受けてしまいますよ」

と、遠回しに伝えると

「えっ?私、本当に、今まで怒ったことがないんですよ~。ムカつきを出せと言われてもねぇ。本当に怒ったことがなくて、ムカついた事を思い出せないんです。」


と、眉間にシワを寄せながら、答えてくださいました。



「すごい……。本当に自分の事は気づかないんだな。そうか。恩師は、これだけバレてる怒りを見て伝えてくれていたんだな。これは恥ずかしいよな。」




自分を知った方がいいのです。本音を知らないと出来事でやられます。


自分の激しさに気づけば、不思議と苛立つ出来事が減りました。もう、知らせる必要がなくなったのでしょう。


自分を知る恩恵は計り知れません。


自分を知っていると、まず出来事に振り回されないし、自分を知っているからこその安心感があるし、空虚感も不安感も激変します。


自分に正直に生きてみたくないですか?


どんな自分でもOKなのです。


自分を隠す事、ごまかす事が、一番、苦しいものなのです。そうではないと、心が自由ではなくなります。


私は今、クセを出して生きています。最悪な人間性でも、気づいて認め、受け入れる事が出来てからは、そのひどさを笑って話せるようになりました。

そんなクセを出したからといってバチが当たったり、嫌な出来事がきたりするわけではなかったのです。


逆に、心は軽くなり、生き生きしだせたなと、自分でも自覚があります。


恩師に隠していた頃は、ねちっこくて、うっとうしくて、どうしようもありませんでした。


今の自分を恩師に見せたかったなと思います。


この苦しかった壁を恩師が壊してくださり、正直に生きる生き方を生で見せてくださり、楽しく過ごしていくすべを伝えて頂きました。


そのおかげで、自分を隠さずに、堂々と自分を見せれるようになりました。

それは、ビクビクおどおどする自分も、何も出来ない自分も隠さないという意味です。


それが、等身大の私だからです。

人間は誰もが弱く、おびえるものです。それでいいのだと、恩師は伝えてくださいました。



自分のカラを壊してみませんか?

あなたは、あなたしかいないのです。宇宙に唯一無二の存在として生きているのです。


どんな自分なのかを知りたくありませんか?

どんな自分でもOKなのです。自分を知れるたびに、自分を抱きしめられるようになるのです。


どうぞ、あなたの個性を大事にしてください。


どんなあなたでも、あなただけは、自分を信じて抱きしめていけると、これ以上ない喜びを感じ始めるはずです。


自分の素晴らしさは、自分が一番、知っているのです。


自分を大切に。


素晴らしい自分と出逢ってください。


それでは、今回はこの辺で。

また、お会いしましょう。

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