自分だけは大丈夫・・・?(1)
一言でいうと
人は自分だけは大丈夫と考えがちであることが実証された
活用シーン
自己啓発、リスクマネジメント
内容
ラトガース大学ネイル・ウェステインの研究
258名の大学生への質問。
【飲酒上の問題を抱える可能性について】
・自分が問題を抱える可能性 - 他人に起きる可能性 =マイナス58.3%
【将来自殺未遂する可能性
・自分の可能性 - 他人の可能性 = マイナス55.9%
【結婚後数年で離婚してしまう可能性】
・自分の可能性 - 他人の可能性 = マイナス48.7%
【40歳以下で心臓発作に見舞われる可能性】
・自分の可能性 - 他人の可能性 = マイナス38.4%
【性病にかかる可能性】
・自分の可能性 - 他人の可能性 = マイナス37.4%
世界最先端の研究が教える すごい心理学(内藤 誼人)
感覚的には感じてる人も多いのではないでしょうか。
「自分だけは大丈夫」ってやつ。
きっと、池袋で事故を起こしたおじいさんも、「自分だけは大丈夫」と思っていたのかもしれません。
人間は思ったほど合理的にはできていません。たとえば、人間ドックは「現状を正しく知る」ことが目的であるはずなのに、その一週間前から生活習慣を整えるという人もいます。いい状態で、ドックを受けたいようです。
これ、つまりは、「いい成績をとりたい」わけです。嫌な指摘事項なんて見たくない、と言い換えることもできるかもしれません。本来は悪いところを確認することが目的だと思うのですが、ちょっと違う方向に行ってしまっているかもしれません(笑)
まあ、なんにせよ、人は怖いことから目を逸らしがち。
「自分だけは大丈夫」というのは事実ではありません。
怖いことが起こってから困るよりかは、怖いことから目を逸らすという人の特性をはじめから判断基準に組み込んでおいたほうがいいのかもしれませんね。
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