口では「果物」といい、手は「チョコ」に伸びるということを証明した実験
一言でいうと
意志の力より本能の決断が早くて強い
活用シーン
行動制御、自己啓発
内容
ある研究。
質問:将来のある時点で、果物とチョコレートどちらを選ぶか?
答え:74%が果物を選ぶと答えた
目の前に果物とチョコレートを差し出したところ
結果:70%がチョコレートに手を伸ばした。
ちなみに、本能に関わる欲求は、健康にかかわる欲求より195/1000秒早く処理される。
『EA ハーバード流こころのマネジメント――予測不能の人生を思い通りに生きる方法 』(スーザン・デイビッド)
人が「アタマ」で考えることは、たいてい「時すでに遅し」。
もうその時には、本能が身体を動かしているというのです。
これは、本書に限らず、こんな実験結果もありました。
そこで問題なのが、「やらなきゃいけない」という強制されたこと。
コイツに人の脳はたぶん抵抗するわけです。
やりたくもないのに、やらなきゃいけない。
そういう時何をするかというと、
机や部屋の掃除を始めたり、
急に見てなかった映画が気になったり、
楽器の練習を始めてみたり。
これって、人の本能が、その「やらなきゃいけないこと」と向き合うのを拒否している状態かもしれません。
アメコミなんかでありがちな、上半身は左に動こうとしてるけど、下半身は右に動こうとしてる・・・なんていう状況なのかもしれません。
で、どうすればいいか、なんですがやりたいことをやる、っていうのが大事なんじゃないかと思うわけです。健康になるためにやるんじゃなくて、やりたいからやる。
それが難しい、と言われれば確かにそうなんです。
けどそこに何かしらの喜びを見つけると、やるのがぐっと楽になるはずです。
逆に、気が散るのは「やりたくないことの合図」なので、やらずに済ませるか、やるとしたら楽しくできる方法考える必要のある分野なのかもしれません。そういうシグナルを受け取って、何とかかわるかを決め、人生をより充実したものにしていけるといいな、と思います。
家業を継ぐ、二代目、三代目のための本、出版しました。
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