環境の大切さは人の視覚の特性を知るとよくわかる?
一言でいうと
全体像は周辺視野でつかんでいる
活用シーン
住・学び・仕事の環境づくり
内容
アダム・ラーソンとレスター・ロシュキーの研究(2009年)
キッチンやリビングといった、ありふれた光景の写真を被験者に見せた。
写真は画像の外側が不明性なもの(上図)と、
中央部分が不明瞭なものを用意しました(下図)。
ごく短い時間これを被験者に見せたとき、何の写真と思うかを尋ねました。
結果、写真の中心部分が欠けていても、人は何を見ているか認識できることがわかりました。
様々な写真を試した結果出た結論は、中心視野は具体的な物体の認識には重要だが、周辺視野は場面の要点をつかむのに使われていると考えられる、とのこと。
心理学的に正しいプレゼン
スーザン・ワインチェンク (著)
人間、視界の端っこで起こっていることを、意外とみているものです。
そして中心視野では、具体的な物体を認識し、
周辺視野では、場全体の様子を認識しているのだとか。
あるセミナー講師のための講座では、この周辺視野に入る情報をも意識せよ、と教わりました。そこにあるポスターや装飾は、何かしらの暗示をその人に与えている可能性が高い。特に、無意識に入ってくる情報に対して、人は無防備です。
だから例えば、皆のやる気を高めたいなら、オフィスの壁には元気の出るような絵や、勝利で喜びあっているポスター、飛翔をイメージさせる空や、広く冒険をイメージさせる海のポスターなんかもいいかもしれません。
逆に、「あれをしてはダメ」「これをしてはダメ」というちょっとネガティブ方向に振ったメッセージはできれば排除したほうがいいかもしれません。
住環境や、学びの環境、そして働く環境。
私達はそういった「場」の空気の一部を周辺視野から感じ取っているようです。自分がどんな「場」に身を置くかは、結構大事なことかもしれません。
こんなイベントに登壇することになりました。
よろしければご検討ください(^^)/
私はこんな本書いてる人です(^^)/
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