映画:メアリと魔女の花 ネタバレ無し感想

「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌監督の作品
制作部門を閉じたスタジオジブリのクリエーターたちが集まった
スタジオポノックの第一作というので
すごく応援したくなります。

予告でものすご~~くネタバレしてるみたいなので
なるべく事前情報見ずに、
公開後すぐに見てきました。

感動で、エンドロールでは涙が出ました。

あの人も魔女だったというのは
予想はできたけど以外(笑)

主人公は魔法をつかうのだけれども
それが使える時間には限りがあり、
魔法ではない自分の力で困難を解決していきます。

魔法の国の映像がとてもとても美しい。

今、主人公が住んでいる家の周りの自然もすばらしく美しい。

主人公は最初はたいくつしてましたが、
子供に、自然の美しさに感動しろ、
という方が無理でしょう。

そして、主人公が大嫌いだった赤毛は、
魔法の国では、才能のある魔女のあかし。
からかわれていたのが、褒められまくる(笑)

何をやっても失敗してたのに、
魔法の国では「すばらしい才能」と褒めちぎられる。

でもそれ、自分の力ではないんです。
たまたま手に入れた魔女の花のおかげ。

ここで、もうちょっと病んだ、闇に落ちてる?(笑)
主人公だったら、自分を肯定してくれる
魔法の国や魔女の花に固執するんでしょうけど(笑)

まだほとんどひねくれてなく、
真っ当に育ってる主人公は、
そこには固執しません。

あくまで、自分のせいでピンチになった友達を救おうとします。

たぶん、自分に少し自信ができて、
お友達もできて、これからは楽しく暮らせるのかな、
という感じ。

これは魔法ではなく、自分の力でピンチを切り抜けた
からこその自信なのかもしれません。

これからもスタジオポノックには、新しい映画をどんどん作って欲しいです。

エンドロールのラスト近くに
感謝
高畑勲 宮崎駿 鈴木敏夫
とありました。

SPECIAL THANKS TO ~とやるよりダイレクトで、子供にもわかるし。
日本人ならこれだな~っと思いました。新しい!(笑)

(2017-07-14)

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