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小説作家アンケートと私の所感⑤イギリス文学編
日本の近代文学や19世紀欧米文学、やっぱり読んだ方がいいという思いで、Xにて直球アンケートを取りました。
その結果と私の勝手な所感を書きます。
四回目は、イギリス文学編です。
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前提として、私のXのFFさんは物書きさんや読書家さんが多いです。そこは押さえておいてください。
それから、設問が一貫していないので、答えにくかったり回答がばらけたりしたとも思いますが、どうか大目に見てくださいませ。
ブロンテ姉妹のうち、エミリー・ブロンテがトップ、次がシャーロット・ブロンテでした。
ハーディは悲しいことに0人。「読んでいない」がやはり半分。
エミリー・ブロンテの『嵐が丘』は3人に1人読まれてますね。
これは意外でした。シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』の方が内容的にはとりつきやすいと思っていたので。『嵐が丘』の方が、ヒースクリフの複雑な性格など難解な気がします。その点『ジェーン・エア』はいい意味で分かりやすく、また感動的です。
いずれにしても、彼女たちが体が弱く貧しかったため、3人姉妹(シャーロット、エミリー、アン)いずれも早世しているのは残念なことです。
ハーディが少ないのは邦訳が少ないからだと思われます。
私は岩波文庫で『テス』を読み、はらはらしながらページを繰る間も惜しいほどでしたが、訳は少々古いのと、原文そのものが時代的に少し冗長なところがあるので、とっつきにくいかもしれません。
でもとても面白い作品です。
岩波では他に『ハーディ短編集』がありますが、これも良かったです。物悲しい話が多いのですけれど。
それにしても、イギリス文学をいくつか読むと、特にホラーではなくても怪奇趣味な要素が入っていることに気づくと思います。
上の作品もそういうものがあります。
幽霊の話も多いですし。
シェイクスピアの作品もそうですよね。
イギリスと幽霊というのも興味深いところです。
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