仁矢田美弥|つなぐ、結ぶ、創る ミモザとビオラ

小説書き。小説や文芸を盛り立てたく、2024年月、開業いたしました。 東京郊外在住。女…

仁矢田美弥|つなぐ、結ぶ、創る ミモザとビオラ

小説書き。小説や文芸を盛り立てたく、2024年月、開業いたしました。 東京郊外在住。女性。 私の事業案内はのこのnoteとHP(作成中)でお知らせしていきます。 よろしくお願いいたします。

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最近の記事

「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 

執筆者の自己紹介と、作品について ◉彩月志保 別名ななせハチミツ。小説投稿サイト「エブリスタ」にて、短編を中心に楽しく執筆中。謎解き、どんでん返し、叙述トリックが大好物。 「5分後にゾッとするラスト」他、「いい気味な」「残酷さに震える」「慄き極まる」「最凶の」「奇奇怪怪の」「不気味な」河出書房新社5分シリーズに8作品、愉怪屋杯アンソロジー「未来」「希望」「因果」に作品収録。 「九歳のコールガール」について ミステリアスなイラストから着想を得て、アツいホラーを書きました。肝

    • 本は読まれたい人に読まれるべき

       私が棚を借りているシェア型本屋で、たまたま私が店番にいるときに、私の棚にあった佐々木幸綱先生編著の短歌の易しめの入門書が売れました。  購入してくださったのは、おそらく喜寿を超えられたくらいのおばあさまです。  最初値段を聞かれて、ほぼ新品なので低下から100円しか値引きしていないことを伝えると、「やっぱりいいわ。イメージと違うみたいだし」と言いながら、「せめて500円なら、無理よね」とつぶやく。  最近短歌を始めたとのこと。  値段で諦めようとしているようです。  

      • 『短篇集』煙 亜月著

        極めて短い作品が集められています。 しかし、いわゆるショートショートではありません。 すみずみにまで意識を行き届かせた完成度の高い作品集。 わずか二、三ページがあなたを別世界、いえ、心の奥に秘めていた思いに気づかせます。 文学を心から愛する者にぜひ一読いただきたい作品集です。 日本の古本屋 「日本の古本屋」は古本だけでなく、新刊本や自製本も購入することができます。

        • 『ハッピーレクイエム』(煙亜月著)

          驚いたことに、この『ハッピーレクイエム』という290ページの長編は、彼の処女作だという。2023年1月5日発行。 私は読み始めてすぐ、「こういう小説が読みたかったんだ」と快哉を上げた。 最初のシーンから、主人公聖子(しょうこ)の恋人の平松が、オーケストラの団員たちの飲み会の場で静かに死を迎える。 その死自体は静かでも、大学生で医学を専攻している吉川(よしかわ)がいち早く彼の異変に気づき、凄まじい延命治療を行いはじめる。戸惑い、やがて協力する団員たち。 この冒頭のシーンの激しい

        「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 

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        • 「小説を書く人に100の質問」をやってみました!
          6本
        • 文章について
          5本
        • 文章・言葉について
          50本
        • 私の読書●小説家志望の読書日記
          31本
        • 寄稿
          1本
        • 私の映画評
          4本

        記事

          名作を探せ

           私は噛まずに飲むように本を読んでしまう。 後には印象だけが残って、細かいところが残らない。 癖でもあるのでいいかとも思っていたが、今回アンソロジー用に送ってくださった原稿を穴のあくほど熟読して、唸った。すばらしい作品たち。学ぶなら、活かすなら、やはり熟読は大事。  ちなみにドストエフスキーだけは何度も熟読している。 詠めば読むほど新たな気づきがある。  良作を掘り出し味わうこと以上の充実感はない。  ということで、実は今私が進めているアンソロジー、素晴らしいものになる予

          「書くことしかできない」のが私、でも。

           私がなぜ文章を書くのかというと、それしか自分を表現する手段がないからです。  あ、いや、実際には声や身振りや表情で日々表現はしていますね。    でも、絵などの美術系も、音楽も、演劇やダンスなどの身体表現もまったく何の才もない自分が、かろうじて出来たのが、文章表現だったわけです。  そのうえ自分は、子供の頃から極端な口下手で、話すのがとても苦手でした。周りの環境なども関係していたと思います。  二十歳過ぎても、やはり話すのは得意でなく、特に「おしゃべり」は上手くできない

          「書くことしかできない」のが私、でも。

          アマチュア作家さんの「豊かな世界」

           あらためて、ですが、私の初心を記しておきたいと思います。 * * *   私は、小説投稿サイト「エブリスタ」に登録して以来、書く仲間もでき、作品も読み、視野がずっと広がりました。  私がプロ作家でない書き手さんの作品を広めたい、と私が今強く思っているのはその体験があるからです。  もちろん多くの書き手の方がプロを目指している、それは実現してほしいと願っています。  そして、Web小説に興味を持って読んでおられる方も、もちろんたくさんいます。  でもなお、「紙の本」で

          フリーランスは「健康第一」

           九月の頭からコロナに罹患した。そしてそれが持病の喘息を誘発し、気が付くともう九月も終わろうとしている。  ずっともどかしい気持ちを抱え、焦り、苛立ち、それでもなかなか体調は回復しない日々だった。  今やるべき大切なことがあるのに、思い通りに行かない。  いや、私にかかわってくれている方々の思いや誠実ささえ裏切りかねないことなのだ。  考えてみれば当たり前の事だけれど、フリーランスは「健康第一」。  自分が健康を損なえば、大変な事態になりかねないのだ。  そういう当たり前の事

          本棚の一棚フェアも考えています

          私の棚は本好きはもちろん、もともと興味のない人にもアピールできたらと考えています。 そこで、10月はじめくらいから、棚フェアのようなものを考えています。 第一弾は「シェイクスピア」。 「ロマン ユーモア 毒 シェイクスピアの世界」(仮称) 多才なシェイクスピアの面白さをお伝えする工夫もしようと思っています。 詳細が決まりましたら、お知らせします。 とくに『ハムレット』はめっちゃ面白いんですよ。 「余計なお世話」にならない程度の解説もいたします。

          自作宣伝『私の決断』/0円

          表紙に書いてあるように、ロシアのウクライナ侵攻に衝撃を受けて、心がざわざわと落ち着かず、とにかく、書かなくては、と思い筆を執ったものです。 ウクライナ人と結婚してウクライナに住んでいた一日本人女性が、戦争に直面してどう感じどういう体験をして、どういう決断をしたかという物語です。 私のメンタルが耐えきれず、第一部で終わっていますが、それでも、一日本人である私自身の思いは描き切ったと思います。 私にとって、突然のロシアのウクライナへの攻撃は青天の霹靂でした。 実はそのときは、谷

          【ミモザとビオラ/本屋通信】 だんだん傾向も分かってきたので、いっていの本は引き上げてメルカリで売ってしまおう。 当初は私の蔵書本中心なので、コンセプトがなかったのです。 今後はちょっとしたフェアのようにして、特集を組んでもいいかも。 近々考えているのは「シェイクスピア」

          【ミモザとビオラ/本屋通信】 だんだん傾向も分かってきたので、いっていの本は引き上げてメルカリで売ってしまおう。 当初は私の蔵書本中心なので、コンセプトがなかったのです。 今後はちょっとしたフェアのようにして、特集を組んでもいいかも。 近々考えているのは「シェイクスピア」

          「本屋の実験室」で実験したい

          私は東京都高円寺にある「本店・本屋の実験室」に本棚をお借りして営業を始めました。 「実験室」という名にもとても惹かれ、私なりの「実験」を考えています。 まずは、自分の本屋(棚)を、メジャーデビューしていないいわばアマチュアの作家さんの作品を広めていく発信地にしたいということ。 今、文学フリマや小説投稿サイトで実にさまざまなアマチュア作家さんが、自分の作品を公開・発表しています。 私自身、小説投稿サイトを使って発表していますが、驚いたのはその質の高さ。 何でこの方、プロじ

          身の引き締まる思い/アンソロジーの試み

          今、何人かの作家さんたちにお声掛けして、アンソロジーの企画を進めています。 2枚のイラストのいずれかをモチーフに、短編を書いていただき、一冊の本に編みたいのです。 いずれも素晴らしい書き手の方々。 メジャーデビューしていない作家さんの作品にも、──だからこそ、という側面もあります──読み応えのある、堪能できる書き手さんがたくさんいらっしゃるということを広めたくて企画したものです。 残念ながら、私自身がコロナに罹患し、そのいわば後遺症で思うように動けない日々が続いています。

          身の引き締まる思い/アンソロジーの試み

          道端で商売する楽しみ/高円寺の夜市

           昨日は、私の入居している新型のシェア書店「本店・本屋の実験室」に行きました。自分の本棚の補充をしたり、来てくださる方とお話をするのが目的です。  午後、四時間余りお店にいましたが、日が落ちると何やら外がざわざわとし出しました。今日は高円寺の夜市があるようです。手づくりのアクセサリーや雑貨などを、商店街の通り沿いに敷物一枚で並べて、売りにきている人がどんどん増えてきました。  いいなぁ、楽しそう。  それが、その光景を目にした私の率直な感想です。  しばらく見ていても、ほ

          今日は高円寺「本屋の実験室」の本棚に本を補充してきました。 また、楽しい出会いもありました。 明日も16:00以降お店にいます。

          今日は高円寺「本屋の実験室」の本棚に本を補充してきました。 また、楽しい出会いもありました。 明日も16:00以降お店にいます。

          日記/文フリが今年の総集約

          まだブースの抽選結果が来ていないのですが、文学フリマ東京39が今年の私のフリーランス【ミモザとビオラ】としての活動の総集約となります。 9月も半ばにさしかかりましたが、月初めからコロナに罹患してしまい、スタートダッシュが遅れました。 それでも、9~12月期、これまでに準備してきたことをアウトプットする方に展開する重要な時期だと考えています。 12月までに これまでに、東京・高円寺の新しいシェア型書店「本店・本屋の実験室」への入居を決め、9月1日をもって本オープンとなりま