仁矢田美弥|つなぐ、結ぶ、創る ミモザとビオラ

小説書き。小説や文芸を盛り立てたく、2024年月、開業いたしました。 東京郊外在住。女性。 私の事業案内はのこのnoteとHP(作成中)でお知らせしていきます。 よろしくお願いいたします。

仁矢田美弥|つなぐ、結ぶ、創る ミモザとビオラ

小説書き。小説や文芸を盛り立てたく、2024年月、開業いたしました。 東京郊外在住。女性。 私の事業案内はのこのnoteとHP(作成中)でお知らせしていきます。 よろしくお願いいたします。

マガジン

最近の記事

【文フリ東京39/出品目録①/煙の文学】

「煙の文学」は仁矢田の勝手なキャッチコピー。 煙 亜月さん X  @coffeeandsmokin の、処女作とは思えない抜群の描写力と熱量をもった『ハッピーレクイエム』、文豪を思わせる掌編を集めた『短篇集』ほか。 ぜひぜひお手に取ってくださいませ。

    • 「本物の動物を観察してモンスターを描きました」(M.keiさん:Art Jun所属) #イラストご依頼受付中 お問い合わせはコメント欄またはmimosaandviola@gmail.comまで

      • 「奏者」(はるさん:Art Jun所属) #イラストご依頼受付中 お問い合わせはコメント欄またはmimosaandviola@gmail.comまで。

        • 「海や海の生き物が大好き」(かんなさん:Art Jun所属) #イラストご依頼受付中 お問い合わせはコメント欄またはmimosaandviola@gmail.comまで。

        マガジン

        • 「小説を書く人に100の質問」をやってみました!
          6本
        • 文章について
          5本
        • 文章・言葉について
          50本
        • 私の読書●小説家志望の読書日記
          31本
        • 寄稿
          1本
        • 私の映画評
          4本

        記事

          【ミモザとビオラ】文フリ東京39に向けて走る!

          文フリ東京39、初出店2月に開業した「つなぐ、結ぶ、創る ミモザとビオラ」(屋号)の、今年の総集約が「文フリ東京39」への出店です。 それは、単にブースを出すというだけではなく、今年の活動の成果を確認する場でもあります。 アンソロジーの試み このたび、 彩月志帆さま つなべ夏さま 桜海とあさま 岩月すみかさま 西 令草さま (掲載順) という5名の作家さまの小説を掲載した、 『絵から紡がれた珠玉のストーリーたち Anthology』を発刊しました。 また、小説のテーマ

          【ミモザとビオラ】文フリ東京39に向けて走る!

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 収録作品紹介④

          「ギターの標本」岩月すみか・作使用したイラストはこちら 岩月すみかさまの自薦の言葉 「風変わりな幼い甥に振り回される男の、夏の思い出を書かせていただきました。小さなことでいいから、誰もが自分らしく堂々と羽を伸ばせますように、と願いを込めました。一歩踏み出すささやかな勇気を得るための現代ドラマです。」 仁矢田美弥(編者)のお勧めの言葉文学のしかけ……とでもいいましょうか。 存分に味わいました。 端正な文体とお国言葉の会話の織りなすリズム感も素晴らしく、そしてそこにしのびこま

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 収録作品紹介④

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 収録作品紹介③

          「ネクロマンサーの少女」について使用したイラストはこちら 桜海とあさまの自薦の言葉「ネクロマンサーの少女」について 「ネクロマンサーの少女」は、少女ミオと、暗闇から現れた不思議な生命体エボニーとの生活を描いたファンタジックなストーリーです。“闇“をテーマに書いた本作品は童話的な側面を持ちつつも、登場人物たちの背景にあるのは、日本のどこかで起きているかもしれない残酷な現実社会です。エボニーとミオがどんな成長を遂げ、どんな未来を描いていくのか。ぜひ覗いて欲しいです。また素晴ら

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 収録作品紹介③

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 収録作品紹介②

          「混色シャドウ」つなべ夏・作使用したイラストはこちら つなべ夏さまからの自薦のお言葉「混色シャドウ」について 「美術部に所属する優和の、デッサン用の鉛筆が何者かによって乱暴に折られていた。向けられた悪意をきっかけに、過去の後悔と、目を背けてきた感情が鮮明になっていく。中学一年生の優和が、自分の心を見つめ直すヒューマンドラマです。」 仁矢田美弥(編者)よりのお勧めの言葉 つなべ夏さまは、人間の心理や人間関係の機微を、繊細でかつ確かな筆致で描かれます。中学生が主人公のお話です

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 収録作品紹介②

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 収録作品紹介①

          「九歳のコールガール」彩月志帆・作使用したイラストはこちら 彩月志帆さまの自薦の言葉◉「九歳のコールガール」について 「ミステリアスなイラストから着想を得て、アツいホラーを書きました。肝が冷え、全身から汗が吹き出すような。背筋が凍り、胸は熱くなるような。現実では悲しいことも多いけれど、子どもたちが安心して暮らせる世界になりますように。」 仁矢田美弥(編者)よりのお勧め彩月志帆(ななせハチミツ)さまは、小説投稿サイト「エブリスタ」のコンテストで何度も受賞されている実力者。

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 収録作品紹介①

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 

          執筆者の自己紹介と、作品について ◉彩月志帆 別名ななせハチミツ。小説投稿サイト「エブリスタ」にて、短編を中心に楽しく執筆中。謎解き、どんでん返し、叙述トリックが大好物。 「5分後にゾッとするラスト」他、「いい気味な」「残酷さに震える」「慄き極まる」「最凶の」「奇奇怪怪の」「不気味な」河出書房新社5分シリーズに8作品、愉怪屋杯アンソロジー「未来」「希望」「因果」に作品収録。 「九歳のコールガール」について ミステリアスなイラストから着想を得て、アツいホラーを書きました。肝

          「絵から紡がれた珠玉のストーリーたち/Anthology」12月1日文フリ東京39で販売いたします 

          本は読まれたい人に読まれるべき

           私が棚を借りているシェア型本屋で、たまたま私が店番にいるときに、私の棚にあった佐々木幸綱先生編著の短歌の易しめの入門書が売れました。  購入してくださったのは、おそらく喜寿を超えられたくらいのおばあさまです。  最初値段を聞かれて、ほぼ新品なので低下から100円しか値引きしていないことを伝えると、「やっぱりいいわ。イメージと違うみたいだし」と言いながら、「せめて500円なら、無理よね」とつぶやく。  最近短歌を始めたとのこと。  値段で諦めようとしているようです。  

          『短篇集』煙 亜月著

          極めて短い作品が集められています。 しかし、いわゆるショートショートではありません。 すみずみにまで意識を行き届かせた完成度の高い作品集。 わずか二、三ページがあなたを別世界、いえ、心の奥に秘めていた思いに気づかせます。 文学を心から愛する者にぜひ一読いただきたい作品集です。 日本の古本屋 「日本の古本屋」は古本だけでなく、新刊本や自製本も購入することができます。

          『ハッピーレクイエム』(煙亜月著)

          驚いたことに、この『ハッピーレクイエム』という290ページの長編は、彼の処女作だという。2023年1月5日発行。 私は読み始めてすぐ、「こういう小説が読みたかったんだ」と快哉を上げた。 最初のシーンから、主人公聖子(しょうこ)の恋人の平松が、オーケストラの団員たちの飲み会の場で静かに死を迎える。 その死自体は静かでも、大学生で医学を専攻している吉川(よしかわ)がいち早く彼の異変に気づき、凄まじい延命治療を行いはじめる。戸惑い、やがて協力する団員たち。 この冒頭のシーンの激しい

          名作を探せ

           私は噛まずに飲むように本を読んでしまう。 後には印象だけが残って、細かいところが残らない。 癖でもあるのでいいかとも思っていたが、今回アンソロジー用に送ってくださった原稿を穴のあくほど熟読して、唸った。すばらしい作品たち。学ぶなら、活かすなら、やはり熟読は大事。  ちなみにドストエフスキーだけは何度も熟読している。 詠めば読むほど新たな気づきがある。  良作を掘り出し味わうこと以上の充実感はない。  ということで、実は今私が進めているアンソロジー、素晴らしいものになる予

          「書くことしかできない」のが私、でも。

           私がなぜ文章を書くのかというと、それしか自分を表現する手段がないからです。  あ、いや、実際には声や身振りや表情で日々表現はしていますね。    でも、絵などの美術系も、音楽も、演劇やダンスなどの身体表現もまったく何の才もない自分が、かろうじて出来たのが、文章表現だったわけです。  そのうえ自分は、子供の頃から極端な口下手で、話すのがとても苦手でした。周りの環境なども関係していたと思います。  二十歳過ぎても、やはり話すのは得意でなく、特に「おしゃべり」は上手くできない

          「書くことしかできない」のが私、でも。

          アマチュア作家さんの「豊かな世界」

           あらためて、ですが、私の初心を記しておきたいと思います。 * * *   私は、小説投稿サイト「エブリスタ」に登録して以来、書く仲間もでき、作品も読み、視野がずっと広がりました。  私がプロ作家でない書き手さんの作品を広めたい、と私が今強く思っているのはその体験があるからです。  もちろん多くの書き手の方がプロを目指している、それは実現してほしいと願っています。  そして、Web小説に興味を持って読んでおられる方も、もちろんたくさんいます。  でもなお、「紙の本」で