たまに休んで海水浴もしてみたいけど
岬のはずれの
その又むこうに
白い燈台が建っています。
景色は最高だけど 風当たりは最悪です。
厳しい環境の中にひとり立ち
塩害で肌はザラザラ
その上日焼けもきついけど
それでも沖を航行する船の安全を守る為に
日夜立ち続けています・・・
たまに休んで海水浴をしたり
岬に寝ころんで海鳥とたわむれたり
夜には電気を消して
満天の星との語らいも
想像したりしていますが
叶わぬ夢だと思っています・・・。
それに春には蝶の一群が海を渡って
海岸伝いにやって来ます。
長い距離を飛び続け羽根は傷つき
体力も失い命さえ落としてしまう者もいます。
無事にこの燈台にたどり着くことを
来る年も来る年も祈りつつ
飛来する事を楽しみにしています。
海の安全を守る為に
明りを灯し続ける事は言うまでもありませんが
彼らの目印になる為にも
私はこれからも
ずっとずっと立ち続けます。
たくさんのスキを頂きありがとうございました。感謝申し上げます。
なんで?どうして! 「夢の窓口」かおる先生
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