見出し画像

ギリシャ2週間 <クレタ島イラクリオン>

クレタ島(ギリシャ語でクリーティ)はエーゲ海と地中海を繋ぐ位置にあって、3300ものギリシャの島々の中で一番大きい。太古の昔から海上交通の要所として栄えてきた。ギリシャ神話の最高神ゼウスの生まれ育った所としても有名である。

Apple マップより

その島で空港のある町が島中央部のイラクリオンと西部のハニア。一応この2ヶ所にホテルと AirBnB を予約して、クレタ島に合計8泊することにした。
そもそもクレタ島が行きたい場所のリストに入ったのは、クレタ島でのヨガのリトリートに行ってみようかなとか、クレタ島の田舎で物件を購入してギリシャのゴールデンビザを検討してみようかなとか考えていたから。でも、あまり予習もせず、きっちりした計画も立てずに、宿だけ確保してとにかく行ってみた。


イラクリオン到着

アテネからクレタ島イラクリオンへは約1時間のフライトだ。スカイ エクスプレス航空という初めての航空会社。フライトはしっかりギリシャ時間で1時間遅れ。でも待っている乗客は結構普通に待っている。イライラしそうなのは自分だけか。ターミナルは狭くて混んでいる。トイレは少なくて並んでいる。トイレに入るのに不必要にドアがあって、それ開けたまま並ばないといけない。日本のトイレが懐かしくなる。忍耐力試されてるなあ。
出発したらイラクリオン到着はすぐ。空港からのお迎えがちゃんと1時間遅れに合わせて待っていてくれているかどうか多少不安になりながらも空港を出ると、ちゃんと待っていてくれた。まあ小さい空港だから迷うこともないし、ギリシャ人はギリシャ時間に慣れていらっしゃる。心配する必要もなかったなと思いながら無事ホテルまで送ってもらった。基本、初めての空港からホテルにスーツケース持って行く場合、あらかじめお迎えをアプリかネット上で予約しておくのが私のスタイルだ。

イラクリオン・ホテルというまんまの名前と立地で選んだホテル。5階の部屋をもらって入ってみると窓から海が見える。内装はすべてリフォームしてあってシンプルで美しい。しかも安くて最高。

イラクリオン・ホテルから眺めるイラクリオンの夕日
イラクリオン・ホテルの窓から見える夕方の海

気分が盛り上がったところで、さっそく夜の街に食べ物を探しに行く。
その日は、ギリシャのごはんアナグノストゥ直子さんと、アテネでお茶をしてからのクレタ島行きフライトだった。彼女のサイトは「クレタ島 料理」で検索すると検索結果に上から2番目に表示される。彼女は、5月に佳子さまがギリシャ公式訪問されたときに佳子さまとお話をされている、アテネ在住の有名なギリシャ料理研究家さん。彼女とはFacebookの「ギリシャ大好き」グループで知り合った。その彼女からの情報で、イラクリオンで美味しそうなお店を見つけることができた。ギリシャ料理のブログ・著書を出されている彼女のオススメだから絶対確かな情報だ。

イラクリオン中心部

街の中心部は、上図の円形の城壁の真ん中。そちらに向かって歩いていくと、土曜の夜だからかすごく混雑してきて、夜10時ごろでもティーンエイジャーのグループや小さい子供までもたくさん路上で遊んでいる。ギリシャの夜は長い。

イラクリオンの街の中
シャドウパペット ー こんなのギリシャにあるとは知らなかった
ライオン噴水広場
KipKopはここ、噴水の真ん前

ブガッツァ

行き着いたのはブガッツァというギリシャのパイで有名なKipKopというお店。ライオンの像がある噴水広場の真ん前にお店を構えている、創業1922年という老舗らしい。

Bougatsaのメニューの一部

フィロの薄い皮で包んだスイーツ系とおかず系のパイが何種類もあって、どれも美味しそうで目移りする。選んだのはチーズフィリングの甘くないパイとクレタ島の白ワイン。ポテチも付いてきた。クリームチーズのようなこのチーズの名前わすれちゃったけど、塩気すこーしで、うるさくない味のチーズ。フィロの薄皮も少しパリッとしていて、でも柔らかくって美味しい。白ワインとの相性よし。超満足。

チーズフィリングのパイと地元の白ワイン、ポテチ付き

メニューの一番最初に載っている甘いクリームのブガッツァも試してみたかったので、お持ち帰りにした。翌日午後のデザートにいただいて、これも超満足。

甘いクリームのブガッツァをテイクアウト

直子さんのブガッツァのレシピページもリンクしちゃおう!
カボチャクリームのバージョンもあり。いつか挑戦してみよう。


イラクリオンの街の風景

イラクリオンでは古代遺跡にばっかり気を取られていたので、ほかの時代に関連する名所旧蹟にはほとんど注意を払っていなかった。一応撮った写真を掲載しておこう。

ベネチア時代に建設された港
ベネチア時代の建物
前夜に食事したお店の前のライオン噴水
ホロスコープ自販機!
路地の奥を見ると、カフェがあって楽しそうな声が聞こえる
ホップオン・ホップオフツアーバス、ここにもあった

ギリシャでは復活祭は大イベント。毎年日にちが変わるようで、今年2024年は5月5日だった。私が行ったのはその少し前だったから、イースター用のデコレーションやパンなんかが売られていた。

イースター仕様の赤と緑のカラフルなクロワッサン
巨大なイースターエッグ?
中に赤いイースターエッグが埋め込まれているのかも?
キャンドルとアクセのお店

歩いていて気になったのが、アテネでもそうだけど、赤信号への変わり方が早いこと。横断歩道を渡っていると、容赦無く赤に素早く変わってしまうのでさっさと渡らないといけない。でも、それを気にしているのは日本人の私だけかもだけど。

ギリシャの信号、赤信号への変わり方が早い
面白い道路標識
お部屋から眺めるサンセット

続く。。。
ギリシャ2週間 <アテネ その1>
ギリシャ2週間 <アテネ その2>
ギリシャ2週間<デルフィ>

#一度は行きたいあの場所

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?