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私が生物学の道を選んだ理由

 今回は、私がどうして今大学で生物を学んでいるのか。なぜ生物を専攻したのか。そんなことについて話していきたいと思います。

生き物が好きだから

 あまりにもありきたりですが、これこそが最も大きな理由です。やはり好きなものをどこまでも極めていくことは、とても楽しいことです。

 当然、大学まで生物を勉強すれば、生物学の分野でも苦手なものがいくつか出てきます。私の場合、DNAなどを扱う分子生物学などです。これはどの学問分野や業界にも言えることだと思いますが、やはり楽しいことばかりではありません。それでも、「生き物が好き」というのは、何よりの推進剤になります。苦手分野も少しでも自分の好きな生物と関連付けて考えてみたりすることで、勉強から逃げ出してしまうこともなくなります。

まだまだ未知の世界が広がっているから

 地球上に一体どれだけの種がいるのかさえ知られていない生物の世界には、当然ながらまだまだ謎がたくさんあります。地球上のいたるところに人類が行けるようになり、住むようになった現在でも、新種が発見され続け、かなり基本的な情報でさえ集まっていない生物も存在します。私はそんな未知の世界にとても魅力を感じました。

 他の学問分野にも謎は多く残されています。しかし、特に物理学などはすでに土台が完成されているため、新たな発見は、大きなプロジェクトをもってして成されることが多いかと思います。したがって、個人が短期間に大発見をするなんてことは、今の物理学の世界では無いことです。しかし、生物学の世界は大きく異なります。例外だらけの生物学は、生き物の数あるいはそれ以上に発見があり、それは突如として一人の学者や愛好家にもたらされることがあります。つまり、まだまだ生物学は西部開拓時代のゴールドラッシュが続いているのです。

今ある自然を残したいから

 今ある自然を残したい。これは私の願いでもあります。環境破壊が大きな話題になるようになった現在でさえ、自然は失われ続けています。その理由はいくつかありますが、その一つに、私たちの自然に対する知識が不足しているということがあります。自然をよく知らなければ、それを守ることも、増やすこともできません。私は、今ある美しい自然を残すために、生物や自然を研究し、正しい保全をできるようにしたいと思っています。

最後に

 生物学というと、なんとなく文系の人がとる理系科目といったイメージがあるかもしれません。事実、理系で生物を選択する人は少なく、大学も生物専攻の場合は受験できるところも多少限られてきます。それでも、生き物が好きだったり、謎にあふれた世界を探検したいと思ったりするならば、生物学の道がとてもおすすめです!

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