祇園囃子の聴こえぬ街へ・9
前回に引き続き、祇園祭のイケメン特集。
イケメン、と申しますか、イケボーイズかな?
長刀鉾では、お稚児さんが乗って太刀で注連縄切りをするシーンが有名ですが、昔はここ以外の鉾にもお稚児さんが乗っていたそうで。
その名残で、稚児人形が乗っている鉾が現在も残っています。
トップ写真は、函谷鉾の嘉多丸君(かたまるぎみ)。
冠がものすんごくゴージャス。
わたしこの、冠のふっとい紐が顎にかかってるのって何とも言えず好きですね。りりしくもあいらしい。
鶏鉾のお稚児人形。
なぜか名前はない。
今からでもつけてあげたらよろしいのになあ。
2枚目の写真↑は、巡行が終わって会所に帰った直後。
お疲れ様です。
月鉾の於兎麿(おとまろ)ちゃん。
こう、何とも言えぬかわいらしさ。
たまらんことないですか、この写真。皆に愛されてる孫感がすごい。いつくしみのまなざし限りなし。
「あめちゃん食べるかー」て声が聞こえてくるかのようです。
放下鉾の三光丸(さんこうまる)くん。
なんと、稚児舞が踊れるという特技を持っています。
関節が動くのですって。
お顔がまん丸であいらしいけど、この写真↑は我ながらちょっとこわい。
最後がこちら、菊水鉾の菊丸くん。そのまんまです。
お能からとった人形だそうで、能装束を着ています。
この写真ではちょっと判り辛いですが、髪のボリューミーさがすごいよ。
※ おまけ ※
長刀鉾のお稚児さん・禿のお母様お祖母様方。
これホントにたまたまなんですが、自分が三条河原町に陣取っていた際に、ちょうど横にいた人がお母様方のお知り合いで。
この辺りは休憩所なんで鉾も長いこと止まっていて、その間に「じゃ撮るから並んで〜」て撮影会を開始したのを、横からちゃっかり自分も撮りました(笑)。
そういう流れで撮ったので、失礼ながらお顔はマスクしておきました。
ちなみに2018年です。
しかしこのお着物、きっとこの一日の為に誂えたのだろうなあ……。
お顔は隠しちゃってますけども、遮る木陰や建物の日陰の何も無い、炎天下のアスファルトの上で涼しい笑顔で写ってらっしゃいます。すごいよマミーズ。