渡辺善太郎さんの訃報によせて
早すぎる……。
自分にとって渡辺善太郎さんと言えば『詩人の血』と『Oh! Penelope』。
『詩人の血』は何で知ったのだったかな。CMに使われていたのを知ったのは後年だったので、テレビではない筈なんですが記憶にない。しかも、知ってから数年で解散してしまって、ちょっとショックでした。
『Oh! Penelope』が結成されたのを知った時は嬉しかったなぁ(97年に解散)。
『Oh! Penelope』の同名ミニアルバムのジャケット内の若き日の渡辺さん写真。
いやもう何とも言えない格好良さです。この目!
以下、『詩人の血』から、大好きな渡辺さん曲(順不同)。
『キスの意味』
指先の湿度を感じる歌詞と共に、ぽん、ぽん、ぽん、と置かれる音の心地よさよ。
ちなみにこのジャケ写、一番右が渡辺さんです。左端のエイリアンチックなジャンプを決めているのがボーカル&作詞担当・辻睦詞さん。
『恋はいつか』
一番有名かな?
サビのぐるぐるまわるメロディが好き。
『見守るまえに跳べ!』
渡辺さん単独作曲ではこれが一番好き。
少しメロウな入りからぐうんと伸びて跳び上がるサビのメロディと歌詞の完璧な調和よ。
『素晴らしい気晴らし』
スカっと抜け感のあるサビがたまらない。
泣いてる? 笑ってる?
『鳥のように』
こちらは『詩人の血』全員、渡辺さん・辻さん・中武敬文さん作曲。
歌詞と曲調と声の不穏みが凄い。良質の映画一本観た感のある素晴らしい曲。
以下3曲は渡辺さん・辻さん両名作曲。
『バレンタイン』
こんなに力強く歌い上げられる「バレンタイン」曲が他にあろうか(笑)。拳つきあげ感。好き。
『きれいだネ』
『詩人の血』の中で一、二位を争うくらい好き。「でも、バカ!」のハジけ感がたまりません。歌詞も最高。ちょっと『未来のイヴ』のエワルドくんの彼女・アリシヤさんを思い出させます。
『ドイツク』
炸裂する岡山弁のスピード感よ。しばらく聴かないでいると禁断症状が起きるやみつき曲。
いつか渡辺さんのメロディで辻さんが歌う新しい曲を聴きたいなと思っていたけれど、もうかなわぬ夢ですね。
切ない。
ご冥福をお祈り申し上げます。