3 私に娯楽を処方する 動き出す浮世絵展NAGOYA[7/8~8/28]を見てきた
そんなに関心があった訳じゃないが、コンピュータで動く日本の青い海を冷房が効いた中で2時間居られたら、その間は涼しい、行くとしたら暑い日にしようと考えていた。
7月半ばから8月前半まで、毎週母の通院に付き添ったので、自分を楽しませたい。気温38度で蒸し暑い日に決行した。
当日券が会場で買えるので、ふらりと入れるのが助かる。
入っていきなり富嶽三十六景神奈川沖浪裏。
静止画をうまく繋げて、アニメーションにしてあり、波にのまれる感じ、他の浮世絵の蛸や魚も現れる。
明るさを落として海の蒼が2倍位濃いとさらに好みだったな。
様々な山、川、人里が切り替わる部屋では、LED看板も電線も車もプラスチックも無い昔の景色はシンプルで綺麗。
浮世絵の復元画や貴重な原画の展示もあり、じーっと見入った。
江戸の様々女性達がほぼ等身大でそぞろ歩きする部屋がある。浮世絵の人物って豆粒サイズでこんなに拡大されたものを見るのは初めて。それでも着物や髪飾りは綺麗で、デッサンが上手いので唸ってしまった。本当に絵が上手いな。
骨格と筋肉と動く方向が、柔らかいカーブで連動している。
着物の襟元は今のよそ行き着物と違い、結構ゆるくラフに着ていた。
描き手の人生色々、その時代の評価も色々。大衆受けして広く名が知られた人もあれば、副業で正体を知られないよう活動していた人もいて現代にも通じる人間くささ。
日本の四季の花が降り、景色が変わる部屋はとても美しい。ちょうど座りたい頃に座れて、ずっと見ていられる。
輪投げや魚釣り、ボール投げが出来る部屋で、太鼓の達人のゲームのパロディのような画像が流れていた。ゲームとして遊べないから見ている人が少なかった。でも私はこれがかなり好き。
本当に遊べるリズムゲームにしてゲームセンターに置いてくれたら、ん十年ぶりに遊びに行く。感覚過敏だから音や光がチカチカしないゲームセンターがあったらいいのだけど。
グッズコーナーでバッグのファスナーに付ける為に浮世絵のウサギのキーホルダーを買った。猫のキーホルダーは人気で売り切れ。
そんな、楽しめた展示であった。
もう数日で展示終わるので、迷っている方がいらっしゃったら、是非。
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