近所の森にトレイルカメラをセットして野生動物を観察してみた
わたしたちが住む周辺には森があって、そこにはいろんな動物が生息しています。
ある夜、耳障りな甲高い音が聞こえて何かと思ったら、キツネの鳴き声だと夫が教えてくれました。
しんと静まり返った真夜中にフクロウのホウホウという鳴き声が聞こえたり、二度ほど天然記念物のニホンカモシカを見かけてフリーズしたり。
またある日はぴょこぴょこ歩くキジの姿を目撃したり、キツツキの音を聞いたりと、とにかくいろいろと忙しい我が近所。
一体どんな動物がここには住んでいるのだ?と思い、トレイルカメラを購入し、森の中にセットしてみることにしたのでした。
トレイルカメラにはセンサーがついていて、カメラの前を何かが横切ると自動的に30秒録画できます。
最初に録画できたのはこちら。(動画のスクリーンショットです)
キツネとたぬきのご両人でした。化かし合いでもするのでしょうか。
たぬきはふっさふさのモッフモフ。丸いフォルムがかわいいです。
キツネの尻尾は細くてごぼうみたい。硬そう…。
キツネとたぬきはまあ、いるでしょうね。こちらのご両人は割とどこにでもいるイメージです。
場所を変えてみました。
こちらのお猫さま、おとなりの猫にめちゃくちゃ似ているんです。
そこでおとなりさんに動画を送り確認してもらうと、柄が完全に一致し、ひとりで大遠征の大パトロールをしていたことが発覚。
猫の縄張りの広さったら……。
同じ場所の別日。
またたぬきか……(失礼)と思いきや、昼間に大物が横切っていました。
メスの鹿の姿を捉えることに成功しました。
一頭いるということは他にもいる証拠です。鹿がいることはわかっていましたが(見たこともある)、なかなかの迫力でビックリします。
むしゃむしゃサラダバー堪能中。
さらに別日。もっと茂みにカメラをセットしてみました。
特別天然記念物のニホンカモシカ先輩!
カモシカも近所で2度ほど見かけたことがあります。車を運転しているときに前を横切ったときと、散歩しているときに向こうのほうで見かけたとき。
カモシカはこっちに来て初めて目にしたのでめちゃくちゃ興奮しました。
実はカモシカはシカと呼ばれてますがシカの仲間じゃなくてウシ科。ずんぐりむっくりした体型と、短いツノ、もふもふの顔でなんとも愛嬌があります。(画像じゃちょっと分かりにくいですが)
でもこのカモシカ先輩、右後ろ足怪我しているようでした。
害獣駆除のワナにでも引っかかったのか、何かを踏んづけたのか……。何事もなければいいけれど、心配です。
このほか、ウサギ、キジ、ワシ、イタチがカメラの前を横切っていました。どれもあんまりきれいに撮れていなかったのでこちらでは割愛。
カメラを通してだとしても、こうして実際に目にすると“動物と共存している”という意識が強く湧いてきます。
害獣問題もあるので、一概にかわいい、きれい!などと言ってられないことも重々承知していますが、この自然の麓で生きる者として、彼らと上手に共存していきたいと改めて思いました。
そのために人間が何をしたらいいのかも、ちゃんと考えていかないと。