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恐怖の木曜日

ここんところ木曜日が怖くて仕方がない。
なぜなら・・・なぜか木曜日に強烈に足が攣るからだ。

寝ていてこむら返りをおこすわけではない。
私の場合、起きて活動しているときになるのだ。
激しい運動をしているわけではない。
普通に仕事をしていて、多少立ったり歩いたりはするものの、私以上に仕事で動いている人が同様な目に合っているわけではない。
「あ、きた・・・かも」
なんとなく予感がする。
ちょっとふくらはぎに力を入れたら、変な感じがする。
これはつまり、あの予兆だ。
やばいやばい。

私は以前から歩いていて足が攣ることがけっこうあった。
あ、これはいかん。歩きながら必死でふくらはぎを延ばす。
足首の角度はもう90度だ。
どこかで休もうものなら一気に攣る。
うぎゃーーーものだ。
それがここ最近は毎週木曜日に職場で起こるようになった。
やばいやばい。
急いで芍薬甘草湯ををのむが、効かない。
芍薬甘草湯は噂によるとこむら返りの特効薬だ。
そのはずだ。
漢方は飲みにくいと思い、錠剤にしたのが敗因だったのか・・・?
本格的に攣りだした。

私はこれを攣り神様と呼んでいる。
攣り神様は最初は「呼んだ?呼んだ?」と言いながらちらちら見切れている。
ところが、ある時から「呼んだでしょーーー」とがっつり現れる。
イメージではこんな感じだ。

これが攣り神様だ!

攣り神様はお茶目で呼ばれたら嬉しそうに出てくるおじいちゃん神様だ。
そして嬉しそうに私のふくらはぎをぎゅにゅーーーっとつねる。
「うぎゃあああああ」
私は職場で激痛にもだえ苦しんだ。
攣り神様はそれをみてとってもよろこんで、
「じゃ、ここも」「今度はこっちも」
とふくらはぎだけでなく、脛側や足首、足の指、反対側の足といろいろなところをつねりだす。
そのたびに私は「ぐおぉぉぉ」と苦しむ羽目になるのだ。ひとしきりあちこちつねると「じゃーねー」と筋肉の隙間に帰っていく。
やっと息がつけるようになる。
この間、10分ほど。
10分間も攣り神様はいらっしゃるのだ。
悲しいことに職場のみんなはおもしろげに見ているだけだ。
(ま、うけりゃーいいんだけどね)

これ以上の攣り神様の横暴をユルシテハイケナイ!!
私は立ち上がった!
攣ることの原因は疲労とミネラル不足が考えられる。
まず疲労だが、水曜日に整骨院に行って丹念にマッサージをしてもらった。
自分でも寝る前にマッサージをして筋肉疲労をできるだけ取るようにした。
ミネラル不足を補うためにサプリを導入。
そのほかに私は水を飲まない体質であるため、意識して水を飲む。
また疲れのほかに冷えもよくないということで腹巻とレッグウォーマーを常用した。
芍薬甘草湯は錠剤では効きが遅いため、即効性を考えてゼリーのコムレケアをブラックフライデーで購入。

そうして今週の木曜日を迎えた。
吊り神様は「もしかして呼んでる?」という感じでチラ見していたが、結局お出ましにならなかった。
私の勝利である。
気配がないわけではなかったが、それでもかなり効果があったと思われる。
今回は私が勝ったが、来週はまたどうなるかわからない。
いや、来週は今週以上に筋肉を使う仕事が待っている。
今週以上の戦いになることは明白だ。
勝って兜の緒を締めよと昔の人も言った。
来週もまた、攣り神様を鎮める戦いは続くのだ。

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