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週末プチ旅行 この人に会いたかった

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

週末メッシーナ旅行のその3です。 2日目、土曜日の話。

朝食はホテルで。 イタリア朝食は結構しょぼいです。 ホテルのであっても豪華なブッフェが並ぶところはそんなに多くはありません。 せいぜいハム、チーズくらいで、後は甘い物というケースが多いです。 私達の泊まったホテル、卵があるだけで良い方でしたよ。 今はブッフェスタイルは禁止なので、注文をしてテーブルへ運んでもらいます。

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そしてシチリア東部では、朝食にグラニータを食べるという習慣があります。 グラニータは短絡的にいうと少し溶けたかき氷のような物です。

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ブリオッシュという、日本のロールパン的な物と一緒に食べるのが定番で、相方はそれに生クリームも注文していました。 パレルモでも夏中グラニータは食べますが、朝食に食べる習慣はありません。 そして東部のグラニータの方が何倍も美味しいです。

朝食後、向かったところは州立博物館、今回のお目当ての一つです。 ずいぶん昔に仕事で来た事があるのですが、プライベートで来たいと思いながら、15年位経っています。 リニューアルされていて、私の覚えている雰囲気とは全く違いました。

そして、ここに会いたかった人がいたのですよ。 大好きな人が。

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2枚のカラバッジョ。 あー、久し振りに再会出来ました。 元々暗い絵にライトが当たって、どうもうまく写真に収まってくれません、これが限界でした。 ほとんど人がいない美術館、カラバッジョの前には誰もいなくて暫く眺めていました。幸せ。

それにしてもイタリア絵画って、宗教画ばかりですね。 私は小学校からミッション系の学校へ通ったので、小さい頃から聖書を読んでいました、信者ではないけれど。 だから結構モチーフは理解できるのですが、暗い物も多々ありです。 でもカラバッジョ、好き。

しっかりと堪能した後、トラムで旧市街へ戻ります。 そしてランチ。 色々と検索したのですが、結局前日行ったお店へ再び。 すごく美味しかったのでね。

そして、先日呟きましたが、ここで思わぬお方との出会い。 オヴォリと言うキノコ!

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シチリアに住み始めてから食べていないので、実に20数年振りの再会であります。シチリアに存在するとは思ってもいませんでした。 日本語ではたまご茸と言うそうですね。 これはもう生で食べるのが1番美味しいです。 ルコラとパルミジャーノのスライスと共に、これ又至福の時。 香りはポルチーニの勝ちですが、味はこちらが勝つと思っています、そしてポルチーニの何倍も貴重で高価なキノコ。

相方はポルチーニのパスタ。

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オヴォリとポルチーニはメニュー以外のその日のお勧めでした。

セコンドは2人で分け分け、フリットミスト。

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お店によってはイカと海老だけで、「ミスト」と呼ぶには貧弱なこともあるのですが、ここのは本当にミストでした。 真ん中の丸いのはシラスです。 今の時期にあるんだ・・・。 

会いたかったカラバッジョ様と、会えるとは思いもしなかったオヴォリ様、私はなんて幸せなんでしょう。

食後ドゥオーモ前を通りましたが、土曜日のお昼過ぎでも閑散としていました。 不思議だなぁ、皆んなどこにいるのかしら? 小さな町でも週末のドゥーモ前といえば人出があるのが一般的、ここまで人がいないって本当に不思議な光景です。

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曇っていて、湿った風が吹いていて、妙に暑いお天気でしたが、充実した2日目の前半終了。 次回でプチ旅行シリーズ終了の予定です。

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