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シチリアのポテトケーキ、ガトー・ディ・パターテ
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
今日はお日様が顔を出してはいるものの、相変わらず強風です。 でもこれを書いたらウォーキングへ出る予定。 意識的に外へ出ないと、本当に家の中だけでの生活になってしまいます。 不思議な事にこの一年、体重は全く変化なし。 動いても動かなくても、体重と運動量は変わらないのか? 不思議です。 私の周り、太ったと言っている人が多いのですけどね。
今日はポテトケーキ、その名も「ガトー・ディ・パターテ」と、フランス語名が付いています。 シチリア島はフランス人統治下の時代もあったので、その影響? いえいえ、フランス時統治はほんの16年くらいで終結しているので、食卓に影響を及ぼす事はありませんでした。 その後スペイン統治の時代、裕福な貴族たちの間で「フランス人の料理人」を雇う事が流行り、フランスから多くの料理人がシチリアにやって来て、少しずつフランス風の料理を取り入れたそうです。
新大陸が発見され、ジャガイモがヨーロッパに持ち込まれ、フランス人の料理人によって・・・、と言う歴史背景によって生まれたのがこのポテトケーキ。
ポテトのプレの間にハムとモッツァレッラを挟み、オーブンで焼き上げます。 プレにはちょっとパセリのみじん切りを入れました。 今回は少々硬めに作りひっくり返したのですが、オーブン容器から切り分けても良いのです。
中にミートソースを入れるバージョンもあり。 どちらもシチリアっ子のお気に入りの一品。 前菜として、おやつとして、もしくはこれだけで食事にも。 何と言うか、コロッケ感覚?
シチリアではハムとチーズかミートソースですが、お好きな物を挟んでアレンジも楽しいです。 だけど食に関しては頑ななイタリア人、他の物を入れると「どうしてこの具?」と聞かれる・・・、うるさいなぁ(笑)。 定番がお好きな彼らです。
ホムパの時にも便利なんですよ。 適当にお腹は膨れるし、美味しいし。
他の街は知りませんが、パレルモではお昼時バールでも食べられます。 1人用の容器に入ったものか、写真のように切り分けてくれるタイプか、バールによって異なります。
ジャガイモの消費に困った時、是非お試しください。